WorkOrderLineItem

フィールドサービスの作業指示のサブタスクを表します。このオブジェクトは、API バージョン 36.0 以降で使用できます。

サポートされているコール

create()delete()describeLayout()describeSObjects()getDeleted()getUpdated()query()retrieve()search()undelete()update()upsert()

特別なアクセスルール

作業指示または Field Service が有効になっている必要があります。

項目

項目名 詳細
Address
address
プロパティ
Filter、Nillable
説明
品目が完了した複合型の住所。
AssetId
reference
プロパティ
Create、Filter、Group、Nillable、Sort、Update
説明
作業指示品目に関連付けられている納入商品。納入商品は、親作業指示から自動的に継承されません。
これはリレーション項目です。
リレーション名
Asset
リレーション種別
Lookup
参照先
Asset
AssetWarrantyId
reference
プロパティ
Create、Filter、Group、Nillable、Sort、Update
説明
作業指示品目に関連付けられた納入商品保証条件。この項目は、API バージョン 50.0 以上で使用できます。
City
string
プロパティ
Create、Filter、Group、Nillable、Sort、Update
説明
品目が完了した市区郡。最大 40 文字です。
Country
string
プロパティ
Create、Filter、Group、Nillable、Sort、Update
説明
品目が完了した国。最大 80 文字です。
CurrencyIsoCode
picklist
プロパティ
Defaulted on create、Filter、Group、Restricted picklist、Sort
説明
マルチ通貨機能を有効化している組織にのみ使用できます。組織で使用できる通貨の ISO コードが指定されています。ユーザーインターフェースの表示ラベルは、[通貨 ISO コード] です。
Description
textarea
プロパティ
Create、Nillable、Update
説明
作業指示品目の説明。品目を [完了] とマークするために必要な手順を説明するようにしてください。
Discount
percent
プロパティ
Create、Filter、Nillable、Sort、Update
説明
品目に適用する割引率。パーセント記号を使用して、または使用せずに数値を入力できます。また、小数点以下の桁数は最大 2 桁です。
Duration
double
プロパティ
Create、Filter、Nillable、Sort、Update
説明
品目を完了するのに必要な予定時間。所要時間の単位を [所要時間種別] 項目に指定します。

作業指示の所要時間と作業指示品目の所要時間は相互に独立しています。作業指示の所要時間に作業指示品目の所要時間の合計を自動的に表示する場合、作業指示の [所要時間] 項目をカスタム積み上げ集計項目で置き換えます。

メモ

DurationInMinutes
double
プロパティ
Filter、Nillable、Sort
説明
予想所要時間 (分)。組織内でのみ使用します。
DurationType
picklist
プロパティ
Create、Defaulted on create、Filter、Group、Nillable、Restricted picklist、Sort、Update
説明
所要時間の単位 (分または時間)。
EndDate
dateTime
プロパティ
Create、Filter、Nillable、Sort、Update
説明
品目の完了日。この項目は、Apex トリガーまたはクイックアクションで入力するように設定していなければ、空白です。たとえば、EndDate を StartDate の 365 日後に設定するクイックアクションを作成できます。
GeocodeAccuracy
picklist
プロパティ
Create、Filter、Group、Nillable、Restricted picklist、Sort、Update
説明
物理的住所と比較した場合の場所の地理座標の精度レベル。通常、住所の緯度および経度座標に基づく地理コードサービスによって提供されます。

この項目は、API でのみ使用できます。

メモ

可能な値は次のとおりです。
  • Address
  • Block
  • City
  • County
  • ExtendedZip
  • NearAddress
  • Neighborhood
  • State
  • Street
  • Unknown
  • Zip
IsClosed
boolean
プロパティ
Defaulted on create、Filter、Group、Sort
説明
品目が完了しているかどうかを示します。品目の状況を Closed に変更すると、ユーザーインターフェースでこのチェックボックスがオンになります (IsClosedtrue に設定されます)。

この項目を使用して、完了した作業指示品目と現在の作業指示品目を対比したレポートを作成します。

ヒント

IsGeneratedFromMaintenancePlan
boolean
プロパティ
Defaulted on create、Filter、Group、Sort
説明
作業指示品目がメンテナンス計画から生成されるかどうかを示します。
LastReferencedDate
dateTime
プロパティ
Filter、Nillable、Sort
説明
品目が最後に更新された日付。ユーザーインターフェースの表示ラベルは、[最終更新日] です。
LastViewedDate
dateTime
プロパティ
Filter、Nillable、Sort
説明
品目が最後に参照された日付。
Latitude
double
プロパティ
Create、Filter、Nillable、Sort、Update
説明
Longitude と一緒に使用して、品目が完了した住所の正確な地理位置情報を指定します。許容値は、–90 ~ 90 (小数点以下 15 桁まで) の数値です。

この項目は、API でのみ使用できます。

メモ

LineItemNumber
string
プロパティ
Autonumber、Defaulted on create、Filter、idLookup、Sort
説明
作業指示品目を特定する自動生成番号。各作業指示の品目は 1 から始まります。
ListPrice
currency
プロパティ
Filter、Nillable、Sort
説明

対応する価格表エントリに表示される品目 (商品) の価格。価格表エントリが指定されていない場合は、デフォルトの 0 に設定されます。

LocationId
reference
プロパティ
Create、Filter、Group、Nillable、Sort、Update
説明

作業指示品目に関連付けられたロケーション。たとえば、作業サイトなどです。

これはリレーション項目です。
リレーション名
Location
リレーション種別
Lookup
参照先
Location
Longitude
double
プロパティ
Create、Filter、Nillable、Sort、Update
説明
Latitude と一緒に使用して、品目が完了した住所の正確な地理位置情報を指定します。許容値は、–180 ~ 180 (小数点以下 15 桁まで) の数値です。

この項目は、API でのみ使用できます。

メモ

MaintenancePlanId
reference
プロパティ
Create、Filter、Group、Nillable、Sort、Update
説明
作業指示品目に関連付けられたメンテナンス計画。
MaintenanceWorkRuleId
reference
プロパティ
Filter、Group、Nillable、Sort
説明
この品目を生成したメンテナンス作業ルールの ID。この項目は、API バージョン 50.0 以上で使用できます。
MinimumCrewSize
int
プロパティ
Create、Filter、Group、Nillable、Sort、Update
説明
品目に割り当てられたクルーに許可される最少クルー人数。

Field Service 管理パッケージを使用していない場合、この項目はルールではなく推奨事項として機能します。管理パッケージを使用している場合、スケジュールオプティマイザーは、サービスクルーのサービスクルーメンバー数を数え、作業指示品目の最少クルー人数要件に合うかどうかを判断します。

OrderId
reference
プロパティ
Create、Filter、Group、Nillable、Sort、Update
説明
品目に関連付けられている注文。たとえば、品目を完了する前に交換部品を注文する必要がある場合があります。
これはリレーション項目です。
リレーション名
Order
リレーション種別
Lookup
���照先
Order
ParentWorkOrderLineItemId
reference
プロパティ
Create、Filter、Group、Nillable、Sort、Update
説明
品目の親作業指示品目 (存在する場合)。

品目の子品目を参照するには、カスタムレポートを作成します。

ヒント

これはリレーション項目です。
リレーション名
ParentWorkOrderLineItem
リレーション種別
Lookup
参照先
WorkOrderLineItem
PostalCode
string
プロパティ
Create、Filter、Group、Nillable、Sort、Update
説明
品目が完了した郵便番号。最大 20 文字です。
PricebookEntryId
reference
プロパティ
Create、Filter、Group、Nillable、Sort、Update
説明
品目に関連付けられた価格表エントリ (製品)。ユーザーインターフェースの表示ラベルは、[製品] です。この項目のルックアップ検索では、作業指示の価格表に含まれる製品のみが返されます。
これはリレーション項目です。
リレーション名
PricebookEntry
リレーション種別
Lookup
参照先
PricebookEntry
Priority
picklist
プロパティ
Create、Defaulted on create、Filter、Group、Nillable、Sort、Update
説明
品目の優先度。選択リストには、カスタマイズ可能な次の値が表示されます。
  • Low
  • Medium
  • High
  • Critical
Product2Id
reference
プロパティ
Create、Filter、Group、Nillable、Sort、Update
説明
(参照のみ) 価格表エントリに関連付けられた製品。この項目はユーザーインターフェースでは使用できません。最良の結果を得るには、任意のカスタムコードまたはレイアウトで PricebookEntryId 項目を使用します。
これはリレーション項目です。
リレーション名
Product2
リレーション種別
Lookup
参照先
Product2
ProductServiceCampaignId
reference
プロパティ
Filter、Group、Nillable、Sort
説明
作業指示品目に関連付けられている商品サービスキャンペーン。
ProductServiceCampaignItemId
reference
プロパティ
Create、Filter、Group、Nillable、Sort、Update
説明
作業指示品目に関連付けられている商品サービスキャンペーン項目。
Quantity
double
プロパティ
Create、Filter、Nillable、Sort、Update
説明

関連付けられた作業指示に含まれる品目の単位数。

RecommendedCrewSize
int
プロパティ
Create、Filter、Group、Nillable、Sort、Update
説明
品目に割り当てられたサービスクルーの推奨人数。たとえば、最小クルー人数は 2 で、推奨クルー人数は 3 とすることができます。
ReturnOrderId
reference
プロパティ
Filter、Group、Nillable、Sort
説明
作業指示品目に関連付けられた返品注文。
ReturnOrderLineItemId
reference
プロパティ
Create、Filter、Group、Nillable、Sort、Update
説明
作業指示品目に関連付けられた返品注文品目。
RootWorkOrderLineItemId
reference
プロパティ
Filter、Group、Nillable、Sort
説明
(参照のみ) 作業指示品目階層の最上位の品目。品目が階層のどこにあるかに応じて、ルートが親と同じになる場合があります。

品目の子品目は、[子作業指示品目] 関連リストに表示されます。

メモ

これはリレーション項目です。
リレーション名
RootWorkOrderLineItem
リレーション種別
Lookup
参照先
WorkOrderLineItem
ServiceAppointmentCount
int
プロパティ
Filter、Group、Nillable、Sort
説明
作業指示品目のサービス予定数。
ServiceReportTemplateId
reference
プロパティ
Create、Filter、Group、Nillable、Sort、Update
説明
品目で使用されるサービスレポートテンプレート。作業指示品目でサービスレポートテンプレートを指定しない場合、その作業種別にリストされるサービスレポートテンプレートが使用されます。作業種別にテンプレートがリストされない場合や、作業種別が指定されていない場合、品目ではデフォルトのサービスレポートテンプレートが使用されます。
ServiceTerritoryId
reference
プロパティ
Create、Filter、Group、Nillable、Sort、Update
説明
品目が完了したサービステリトリー。
これはリレーション項目です。
リレーション名
ServiceTerritory
リレーション種別
Lookup
参照先
ServiceTerritory
StartDate
dateTime
プロパティ
Create、Filter、Nillable、Sort、Update
説明
品目が有効になる日付。この項目は、Apex トリガーまたはクイックアクションで入力するように設定していなければ、空白です。たとえば、StartDate を、Status が In Progress に変更された日付に設定するクイックアクションを作成できます。
State
string
プロパティ
Create、Filter、Group、Nillable、Sort、Update
説明
品目が完了した都道府県。最大 80 文字です。
Status
picklist
プロパティ
Create、Defaulted on create、Filter、Group、Nillable、Sort、Update
説明
品目の状況。選択リストには、カスタマイズ可能な次の値が表示されます。
  • 新規 — 品目は作成されましたが、まだ活動がありません。
  • 進行中 — 作業が開始されました。
  • 保留中 — 作業が中断しています。
  • 完了 — 作業が完了しました。
  • 完了不可 — 作業を完了できませんでした。
  • クローズ済み — すべての作業と関連する活動が完了しました。
  • キャンセル — 作業がキャンセルされました。通常は作業開始前にキャンセルされます。
StatusCategory
picklist
プロパティ
Defaulted on create、Filter、Group、Nillable、Restricted picklist、Sort
説明
それぞれの [状況] の値が分類されるカテゴリ。[状況のカテゴリ] 項目には 8 個のデフォルト値があります。7 個の値はデフォルトの [状況] 値と同じであり、状況のカテゴリがない状況のために [なし] という値があります。

カスタムの Status 値を作成する場合は、どのカテゴリに属すかを指定する必要があります。たとえば、「Waiting for Response」 (入力を待機中) という値を作成する場合、それが [保留中] カテゴリに属するということを指定できます。StatusCategory を参照するプロセスについての詳細は、「状況のカテゴリの使用方法」を参照してください。

Street
textarea
プロパティ
Create、Filter、Group、Nillable、Sort、Update
説明
品目が完了した番地および町名。
Subject
string
プロパティ
Create、Filter、Group、Nillable、Sort、Update
説明
品目について説明する単語または語句。
Subtotal
currency
プロパティ
Filter、Nillable、Sort
説明

(参照のみ) 品目の単価に数量を乗じた金額。

SuggestedMaintenanceDate
date
プロパティ
Create、Filter、Group、Nillable、Sort、Update
説明
メンテナンス作業が計画されている日付。
TotalPrice
currency
プロパティ
Filter、Nillable、Sort
説明
参照のみ。品目の小計に割引が適用された価格。
UnitPrice
currency
プロパティ
Create、Filter、Nillable、Sort、Update
説明
最初は作業指示品目の単価が価格表の品目のリスト価格になっていますが、変更できます。
WorkOrderId
reference
プロパティ
Create、Filter、Group、Sort
説明
品目の親作業指示。作業指示品目は作業指示に関連付ける必要があるため、この項目は必須です。
これはリレーション項目です。
リレーション名
WorkOrder
リレーション種別
Lookup
参照先
WorkOrder
WorkTypeId
reference
プロパティ
Create、Filter、Group、Nillable、Sort、Update
説明
品目に関連付けられた作業種別。作業種別が選択されている場合、品目はその作業種別の [所要時間][所要時間種別]、および必要なスキルを自動的に継承します。
これはリレーション項目です。
リレーション名
WorkType
リレーション種別
Lookup
参照先
WorkType

使用方法

作業指示品目は作業指示の子レコードです。作業指示の特定のサブタスクを表します。

たとえば、ある顧客がトラックを購入したとします。Salesforce 組織内で、トラックは納入商品として表されます。後日、トラックのヘッドライトの電球を交換することになりました。ここでは、作業指示と作業指示品目を使用してこの修理を追跡する方法を説明します。
  1. 納入商品レコードの詳細ページで「Replace Headlight Bulbs」 (ヘッドライトの電球交換) という名前の作業指示を作成します。
  2. 次の 3 つの作業指示品目を作業指示に追加します: 「Replace Left Headlight Bulb」 (左のヘッドライトの電球交換)、「Replace Right Headlight Bulb」 (右のヘッドライトの電球交換)、「Test Headlights」 (ヘッドライトのテスト)。
  3. キューを介して作業指示を技術者に割り当てます。
  4. 技術者は、各品目を完了したら品目を Completed とマークします。
  5. すべての品目名が完了したら、技術者は作業指示を Completed とマークします。

関連付けられたオブジェクト

このオブジェクトには次の関連するオブジェクトがあります。API バージョンが指定されていない場合、これらはこのオブジェクトと同じ API バージョンで使用できます。指定されている場合、指定された API バージョン以降で使用できます。

WorkOrderLineItemChangeEvent (API バージョン 48.0)
このオブジェクトには変更イベントを利用できます。
WorkOrderLineItemFeed
このオブジェクトにはフィード追跡を利用できます。
WorkOrderLineItemHistory
オブジェクトの追跡項目について履歴を利用できます。