買い物客プロフィールのマージ

Commerce Cloud には、買い物客のログイン機能を実装するための方法が複数用意されています。現在、買い物客は次の方法でログインできます。

  1. B2C Commerce (ファーストパーティ IDP) に登録されている買い物客向けの SFRA/Site Genesis ベースのログイン。
  2. B2C Commerce またはサードパーティ IDP に登録されている買い物客向けの SLAS 経由のヘッドレスログイン。
  3. B2C Commerce サードパーティ IDP 経由で登録されている買い物客向けの SFRA/Site Genesis ベースのログイン。外部 OAuth2.0 プロバイダーを構成します。

ユースケース 1 と 2 で同じログイン ID をもつ買い物客を、1 つの顧客/買い物客レコードにマージできるようになりました。これにより、SLAS ベースでログインする買い物客は、既存の買い物カゴや注文、ほしい物リストを保存 (またはマージ) できます。

現在、B2C Commerce の外部 OAuth2.0 プロバイダーと、サードパーティ IDP との SLAS フェデレーション間でのログインのマージはサポートされていません (つまり、2 と 3 の間のマージはサポートされていません)。

loginMergeClaims を使用した IDP 構成の詳細については、registerIdentityProvider を参照してください。

次のセクションでは、一般的な使用例について説明します。

John Doe さんは、Northern Trail Outfitters の SFRA アプリに登録済みの買い物客です John さんのログイン ID は john.doe@gmail.com です。Northern Trail Outfitters は、新しいヘッドレスアプリ用にサードパーティ IDP (Google など) へのフェデレーションログインを実装します。

販売者のアクション: SLAS 内で Google IDP を構成し、“loginMergeClaims” : “email” を設定する

買い物カゴの初期状態を示す買い物客の買い物カゴマージ処理図のステップ 1

このように、John さんが SLAS 経由でログインすると、作成された外部プロフィールが B2C Commerce の既存の John さんの顧客プロフィールにリンクされ、John さんは同じ顧客 ID を取得できます。これにより、以前の買い物カゴがマージされます。

B2C Commerce プロフィールと、外部で認証されたソーシャルプロフィール (Facebook、Google) が存在する場合は以下が該当します。

  • loginMergeClaims を構成する前、かつ SLAS 経由でログインする前に、両方のプロフィールがすでに存在する場合、マージは実行されません。
  • 両方のプロフィールが存在し、loginMergeClaims を有効にしたサードパーティログインで SLAS 経由のログインが発生した場合は、最後に作成されたアカウントがマージされます。

John Doe さんは、Northern Trail Outfitters の SFRA アプリに登録済みの買い物客です John さんのログイン ID は `john.doe@gmail.com`` です。Northern Trail Outfitters は、新しいヘッドレスアプリ用に 2 つ以上のサードパーティ IDP (Google や Facebook など) へのフェデレーションログインを実装したいと考えています。

販売者のアクション: SLAS 内で Google IDP と Facebook IDP を構成し、“loginMergeClaims” : “email” を設定します。

マージ操作を示す買い物客の買い物カゴマージ処理図のステップ 2

このように、John さんが同じアプリで Google と Facebook を使用して SLAS 経由でログインすると、この 2 つのログインは B2C Commerce の同じ顧客プロフィールにマッピングされ、John さんは同じ顧客 ID を取得できます。これにより、2 つのセッション間で買い物カゴがマージされます。

John Doe は Northern Trail Outfitters の SFRA アプリに登録済みの買い物客で、メールアドレスまたは電話番号のいずれかを使用してログインできます。Northern Trail Outfitters は、2 つ以上のサードパーティ IDP (Google や Facebook など) へのフェデレーションログインを実装し、買い物客が新しいヘッドレスアプリで任意の IDP を使用して柔軟にログインできるようにしたいと考えています。

販売者のアクション: SLAS 内で Google IDP または Facebook IDP を構成し、“loginMergeClaims” : “email, phone” を設定します。

マージされた最終的な買い物カゴの状態を示す買い物客の買い物カゴマージ処理図のステップ 3

このように、John さんが最初にメールアドレスを使用して Facebook で SLAS 経由のログインを行い、その後に電話番号を使用してログインすると、この 2 つのログインが B2C Commerce の同じ顧客プロフィールにマッピングされ、John さんは同じ顧客 ID を取得できます。これにより、2 つのセッション間で買い物カゴがマージされます。