複数サイト
Retail React App テンプレートで PWA Kit プロジェクトを作成すると、デフォルトでは 1 つの地域情報と 1 つのサイト用に構成されます。ただし、1 つのコードベースで複数のサイトを運用するよう拡張できます。
config/sites.js ファイルには、Business Manager で構成したサイトの定義が含まれています。次の例は、RefArch と RefArchGlobal のサイトの構成を示しています。
/config/default.js ファイルでは、デフォルトのサイトを設定し、オプションでサイト ID をエイリアスにマッピングできます。サイトにエイリアスが定義されていない場合、URL には ID が使用されます。次の例では、デフォルトのサイトを RefArchGlobal に設定し、3 つのエイリアスを定義します。
/config/default.js ファイルの url.showDefault を true に設定すると、アプリケーションの URL にデフォルトの地域情報とサイトが表示されます。サイトエイリアスに加えて、地域情報用のエイリアスも sites.js ファイルに構成できます。地域情報にエイリアスを構成した場合、URL には地域情報 ID の代わりにエイリアスが表示されます。
アプリケーションの URL は、正規のサイトおよび地域情報の ID を使用して構築され、エイリアスが使用されている場合でも、有効な URL となります。
環境に固有の構成ファイルにより、Business Manager で定義された複数の B2C サイトを管理し、複数の Managed Runtime 環境を使用して異なるドメインにデプロイすることが可能です。
たとえば、サイトは customer.ca と customer.uk、または customer-a.com と customer-b.ca からアクセスできます。また、URL のパターンをさらにカスタマイズすることも可能です。たとえば、URL では customer-1.com/us や customer-2.com/?locale=en_US のような書式を使用できます。
複数のドメインで動作するバンドルを、それぞれ別の Managed Runtime 環境を使用してデプロイできます。構成のマッピングは、Managed Runtime 環境ごとに個別の構成ファイルを作成することで行われます。
たとえば、customer-1.com を env-customer-1 環境に、customer-2.com を env-customer-2 環境にデプロイする場合、config/default.js の代わりに次のファイルを作成する必要があります。
config/env-customer-1.jsconfig/env-customer-2.js
環境に固有の構成については、構成ファイルのガイドを参照してください。