ClaimRow

この関数は、データエクステンションの行を返してロックし、行の要求済みのステータスが変更されるまで、情報が別のコンテキストで使用されないようにします。一致する正しいキーセットが含まれる行が見つかった場合、それらの値を返します。要求された行が見つからなかった場合、要求されていない行にキー値を設定し、その行を返します。まったく行が返されない場合、エラーが発生するように関数を設定するか、結果を無視するか、デフォルトのコンテンツを提供する必要があります。必要に応じて、列名と値のペアを複数指定します。

ClaimRow(1, 2, 3, 4)

序数説明
1string必須要求アクションまたは取得アクションで使用するデータエクステンションの名前
2string必須要求された行を識別するために使用される列の名前
3string必須データエクステンションのキー列の名前
4string必須データエクステンションのキー列の値

この関数で使用されるデータエクステンションは、次の要素が必要です。

  • 要求された行であるかどうかを示す Boolean 列 (値が true の場合は要求された行であることを示す)
  • 要求された行を効率的に検索できるようにする Boolean および _CustomObjectKey 列のインデックス
  • 行を要求しているオブジェクトまたは受信者を識別するために使用される 1 つ以上のキー列 (Null 可能な列であることが必要)
  • 要求された行を効率的に検索できるようにするキー列のインデックス
  • アプリケーションは、送信可能なデータエクステンションに自動的にインデックスを設定します。送信不能なデータエクステンションにインデックスを設定するには、Marketing Cloud アカウントエグゼクティブに連絡する必要があります。

アプリケーションが ClaimedRow() 関数を実行したときのタイムスタンプを取得する省略可能な列を含めることもできます。この列に ClaimedDate という名前を付けて、Date データ型に割り当てる必要があります。この列が存在する場合、その行が要求されたときのタイムスタンプをその行の ClaimedDate 値で取得します。

要求済みのステータスのデータエクステンションは上書きまたは削除できません。

行の保存および要求に使用するデータエクステンションのモデルとして、以下のサンプルデータエクステンションを使用します。

列名Nullデフォルト値
_CustomObjectKeyNumberいいえIdentity
CouponCodeText(30 文字の制限)いいえ
IsClaimedBooleanいいえ0
JobIDNumberはい
ListIDNumberはい
BatchIDNumberはい
SubscriberIDNumberはい
EmailAddressText(100 文字の制限)はい
ClaimedDateDateはい