ClaimRowValue
この関数は、データエクステンションの値を返して行をロックし、値の要求済みのステータスが変更されるまで、情報が別のコンテキストで使用されないようにします。一致する正しいキーセットが含まれる行が見つかった場合、要求された列の値を返します。要求された行が見つからなかった場合、未使用の行を要求しようとします。値が見つからない場合や、値を要求できない場合、指定されたデフォルト値を返します。それ以外の場合は、エラーを返します。必要に応じて、列名と値のペアを複数指定します。
ClaimRowValue(1, 2, 3, 4, 5, 6)
序数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
1 | string | 必須 | 要求アクションまたは取得アクションで使用するデータエクステンションの名前 |
2 | string | 必須 | 戻り値を取得するデータエクステンションの列の名前 |
3 | string | 必須 | 要求された行または要求されていない行を示すデータエクステンションの列の名前 |
4 | string | 関数で行を要求できなかった場合に使用するデフォルト値 | |
5 | string | 必須 | データエクステンションのキー列の名前 |
6 | string | 必須 | データエクステンションのキー列の値 |
この関数で使用されるデータエクステンションは、次の要素が必要です。
- 要求された行であるかどうかを示す Boolean 列 (値が true の場合は要求された行であることを示す)
- 要求された行を効率的に検索できるようにする Boolean および _CustomObjectKey 列のインデックス
- 行の値を要求しているオブジェクトまたは受信者を識別するために使用される 1 つ以上のキー列 (Null 可能な列であることが必要)
- 要求された行を効率的に検索できるようにするキー列のインデックス
- アプリケーションは、送信可能なデータエクステンションに自動的にインデックスを設定します。送信不能なデータエクステンションにインデックスを設定するには、Marketing Cloud アカウントエグゼクティブに連絡する必要があります。
アプリケーションが ClaimedRow() 関数を実行したときのタイムスタンプを取得する省略可能な列を含めることもできます。この列に ClaimedDate という名前を付けて、Date データ型に割り当てる必要があります。この列が存在する場合、その行が要求されたときのタイムスタンプをその行の ClaimedDate 値で取得します。
要求済みのステータスのデータエクステンションは上書きまたは削除できません。以下のサンプルでは、特定のジョブが特定の受信者に送信されるときに常に同じ行から同じ情報を取得します。
行の保存および要求に使用するデータエクステンションのモデルとして、以下のサンプルデータエクステンションを使用します。
列名 | 型 | Null | デフォルト値 |
---|---|---|---|
_CustomObjectKey | Number | いいえ | Identity |
CouponCode | Text(30 文字の制限) | いいえ | |
IsClaimed | Boolean | いいえ | 0 |
JobID | Number | はい | |
ListID | Number | はい | |
BatchID | Number | はい | |
SubscriberID | Number | はい | |
EmailAddress | Text(100 文字の制限) | はい | |
ClaimedDate | Date | はい |