RefreshView API によるコンポーネントデータの更新

ページ全体を再読み込みせずにデータを同期する機能は、それがユーザによるものであってもアプリケーションによって呼び出されるものであっても、ユーザエクスペリエンスにとって重要な要件です。新しい RefreshView API と lightning/refresh モジュールにより、LWC と Aura でコンポーネントデータを更新するための標準的な手段が提供されます。

RefreshView API では更新範囲が詳細に制御されるため、後方互換性を維持しながらユーザエクスペリエンスを改善できます。

RefreshView API によって、ページ全体を再読み込みすることなく、コンポーネントの階層 (ビューと呼ばれる) を更新する方法を選択できます。この更新では、そのビューの更新イベントを登録しているコンポーネントによって外部から取得されるデータとの同期を完了できます。RefreshView API では、エンドユーザまたは Web コンポーネントによってトリガされる更新がサポートされます。RefreshView API によって、LWC コンポーネントで、データ更新環境を構築するための標準的な仕組みを実現できます。これにより、更新範囲を柔軟に制御できます。

RefreshView API は、Salesforce プラットフォームのコンテナとカスタム LWC および Aura コンポーネントのデータを更新できます。

Lightning データサービスは、RefreshView API をサポートします。

RefreshView API は、Lightning Web セキュリティまたは Lightning Locker を有効にしている組織で動作します。コンテナとハンドラを登録するプロトコルは、セキュリティアーキテクチャごとに異なります。

現在、基本 Lightning Aura コンポーネントでは、RefreshView API はサポートされていません。