スクラッチ組織以外の組織での開発
Lightning Web コンポーネントのソースコードを、スクラッチ組織以外の組織にリリースすることができます。これらの組織ではメタデータの変更が追跡されないため、変更されたものだけでなく、指定されたすべてのメタデータをリリースします。また、これらの組織からコードを取得することもできます。
コンポーネントを作成する前に、「エディタ、リンタ、組織の設定」と「Salesforce CLI のインストール」を参照してください。
Salesforce DX プロジェクトには特定の構造と設定ファイルがあります。設定ファイルは、ディレクトリを Salesforce DX プロジェクトとして指定します。
VS Code で Command + Shift P を押し、「sfdx
」と入力して [SFDX: プロジェクトの作成] を選択します。
このコマンドはコマンドラインでも実行できます。
ESLint は、バックグラウンドで動作し、コーディング中に問題を探すプログラムです。一連のルールに対してコードを分析します。これらのリンティングルールには、ベストプラクティス、ガードレール、エラーを含めることができます。プロジェクトのリンティングルールを設定できます。コードがルールに違反すると、波線がそのコードの下に表示されます。コードの上にマウスポインタを置くと、そのルールと修正案が表示されます。
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Lightning Web Components の ESLint ルールをインストールするには、Salesforce DX プロジェクトで直接次のコマンドを実行します。
問題が発生した場合は、プロジェクトの
package.json
ファイルが salesforcedx-templatespackage.json
ファイルと一致することを確認してください。 -
リンティングには 3 つの設定レベルがあります。eslint-config-lwc の README ファイルを読んで、自分のコーディングニーズに適したレベルを選んでください。プロジェクトの
/force-app/main/default/lwc/.eslintrc.json
ファイルで、設定レベルを設定します。プロジェクトにこのファイルがない場合は、salesforcedx-templates からこのファイルをコピーし、
/force-app/main/default/lwc
フォルダに貼り付けます。 -
リンティングを実行するには、プロジェクトに少なくとも 1 つの Lightning Web コンポーネントが必要です。
Lightning Web セキュリティは、追加の ESLint ルールを提供します。詳細は、「Lightning Web セキュリティ用の ESLint ルールのインストール」を参照してください。
force-app/main/default/lwc
フォルダ内に Lightning Web コンポーネントを作成します。
VS Code で Command + Shift P を押し、「sfdx
」と入力して [SFDX: Lightning Web コンポーネントの作成] を選択します。
このコマンドはコマンドラインでも実行できます。
Lightning Web コンポーネントを含む新しいソースコードを組織にリリースしてテストする準備ができました。先にコードを保存してください!
組織にソースコードをリリースすると、指定したパス全体がリリースされます。
このコマンドをコマンドラインから実行します。
次の例では、example@force.com
というユーザ名で Salesforce DX プロジェクトのルートディレクトリを組織にリリースしています。
このコマンドをコマンドラインから実行します。
変更内容を Salesforce で見るには、ソースコードを組織にリリースしてブラウザをハード更新します。
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