自分のツールを使用したリリース

Salesforce DX ツールを使用しなくてもよいのでしょうか? まったく問題ありません! 自分のツールとメタデータ API を使用して Lightning Web コンポーネントをリリースできます。

開発者やリリース管理チームが Salesforce DX ツールを使用しないリリース環境を使用することもあります。たとえば、Eclipse、複数のリポジトリ、そして ANT や GNU Make などのツールを使用するリリース環境もあります。あるいは、チームが自分達で確立したリリースプロセスを使用することもあります。Salesforce のツールを使用することをお勧めしていますが、自分自身のやり方でメタデータを使用してコンポーネントをリリースすることも可能です。

パッケージとメタデータ API を使用して Lightning Web コンポーネントを開発してリリースするには、以下の手順に従ってください。

  1. コンポーネントファイルと package.xml マニフェストファイルを含む zip アーカイブを作成します。Lightning Web コンポーネントのメタデータ API の種別は LightningComponentBundle です。
  2. ANT 移行ツールや自身のツールを使用してコンポーネントを Sandbox またはスクラッチ組織にリリースします。

Salesforce CLI を使用すると、プロジェクトと対象スクラッチ組織の間で変更を追跡できます。これらのツールを使用しない場合は、自分でソリューションを用意する必要があります。Github のようなリポジトリは、コードの変更を監視します。Sandbox では、データや項目への変更の監査をサポートします。

Prettier を使用している場合は、コードが適切に書式設定されていることを確認するために、pre-commit hook を追加することを検討してください。