Lightning Out による Salesforce 外でのコンポーネントの使用 (ベータ)
Lightning Out を使用して、Salesforce サーバの外部でコンポーネントを実行します。Heroku またはファイアウォール内の部門サーバのどちらで実行される Node.js アプリケーションであっても、スタンドアロン Aura 連動関係アプリケーションに Lightning Web コンポーネントを追加できます。ユーザは、どの場所からでもこれらのコンポーネントを実行できます。
このリリースには、Lightning Out のベータバージョンが含まれています。ベータバージョンは機能の品質は高いですが、既知の制限があります。Lightning Out についてのフィードバックと提案は、IdeaExchange からお寄せください。
任意の場所にリリースできる Lightning Web コンポーネントの開発は、Salesforce 内で実行する Lightning Web コンポーネントの開発とほぼ同じです。コンポーネントの開発について知っていることは、そのまま適用できます。違いは、アプリケーションをリモート Web コンテナ (発信元サーバ) に組み込む方法です。
Lightning Out は、発信元サーバのページに含める JavaScript ライブラリの形式で外部アプリケーションに追加します。スタンドアロン Aura アプリケーションを設定して有効にするためのマークアップを追加します。初期化すると、Lightning Out は Lightning コンポーネントアプリケーションをセキュアな接続上で取り込み、設定し、実行するページの DOM に挿入します。それが完了すると、Lightning Web コンポーネントコードが後を引き継ぎ、実行します。
この方法は、iframe を使用したアプリケーションの組み込みとは異なります。Lightning Out によって実行される Lightning Web コンポーネントはページ上で完全に機能します。必要に応じて、スタンドアロン Aura アプリケーションと、組み込み先のページまたはアプリケーションとのインタラクションも有効にできます。このインタラクションは、Lightning イベントを使用して処理されます。
Salesforce と発信元サーバの間のセキュアな接続を有効にするには、簡単なマークアップの他に、Salesforce 内での若干の設定と準備が必要です。さらに、発信元サーバはアプリケーションをホストしているため、認証を独自のコードで管理する必要があります。
この設定プロセスは、Lightning Platform REST API を使用して Salesforce に接続するアプリケーションに対するプロセスと似ており、同程度の作業が必要です。
関連トピック
- Idea Exchange: Lightning Components Anywhere / Everywhere (どこでも使える Lightning コンポーネント)
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