Android Studio の設定
Android エミュレータでプレビューを実行する前に、Android Studio が適切にインストールおよび設定されていることを確認します。Android Studio をインストールしたら、setup
コマンドを使用して環境をテストします。既存の Android Studio インストールを使用する場合、setup
を実行して、インストール環境がモバイル拡張機能の要件を満たしていることを確認します。
Android Studio をすでにインストールしている場合は、「Android Studio 設定の検証」に進みます。
Android Studio をインストールするには、developer.android.com/studio でインストーラをダウンロードして実行します。
Android アプリケーションでは、各種 API レベルを指定します。Android ドキュメントによると、次のようになります。
- 「最小 API レベル」は、アプリケーションと互換性がある最も低い API レベルです。
- 「対象 API レベル」は、設計およびテストしたアプリケーションに対する最も高い API レベルです。
プレビューで推奨される API レベルは、API 23 (Android 6.0 「Marshmallow」) から最新の使用可能なレベルまでです。Android Studio インストーラでは、最新の API レベルのみがダウンロードされます。Salesforce プレビューでは、レベル 23 以降のその他の API を自由に追加できます。
-
Android Studio のようこそ画面で、[Configure (設定)] | [SDK Manager (AVD マネージャ)] をクリックします。
-
他の API レベルのプレビューが必要な場合は、API レベル 23 以降の 1 つ以上の SDK プラットフォームをダウンロードします。必要な各レベルで、次の手順を実行します。
a. 名前の横にあるチェックボックスをオンにします。
b. 同じ行で [Download (ダウンロード)]
をクリックします。
c. 操作を促されたら、各ダウンロードを確認して、ライセンス許諾契約に同意し、[Next (次へ)] をクリックします。
-
[SDK Tools] を選択します。
-
[Android SDK Command-line Tools (latest) (Android SDK コマンドラインツール (最新))] の状況が [Not installed (未インストール)] の場合、[Android SDK Command-line Tools (latest) (Android SDK コマンドラインツール (最新))] を選択して [Download (ダウンロード)] をクリックします。
最新バージョンをお勧めしますが、どのバージョンのコマンドラインツールも正常に機能することが予想されます。
-
ダウンロードが終了したら、SDK マネージャを閉じます。
SDK をインストールしたら、次はアプリケーションをテストおよびデバッグするためのエミュレータを作成します。API 23 以降および Google API をサポートするシステムイメージを選択しましょう。
-
Android Studio のようこそ画面で、[Configure (設定)] | [AVD Manager (AVD マネージャ)] をクリックします。
-
[Your Virtual Devices (自分の仮想デバイス)] ページで、[Create Virtual Device… (仮想デバイスを作成)] をクリックします。
-
デバイス定義を選択し、[Next (次へ)] をクリックします。
-
[Select a System Image (システムイメージを選択)] で、[x86 Images (x86 イメージ)] をクリックします。
In a new Android Studio installation, none of the images are downloaded.
-
次の条件に対応するイメージリストを選択します。
- API Level (API レベル): 23 以上
- ABI: x86_64
- Target (対象): Android Studio でデフォルトで使用できるようにする任意のイメージ
-
[ダウンロード] をクリックします。
-
ダウンロードが完了したら、[System Image (システムイメージ)] リストに戻り、ダウンロードしたイメージを選択して [Next (次へ)] をクリックします。
-
[Verify Configuration (設定を検証)] で、AVD 名を、設定を簡単に識別できる任意の値に変更します。他の設定については、デフォルト値を受け入れます。
-
[Finish (完了)] をクリックして、[Your Virtual Devices (自分の仮想デバイス)] に戻ります。
-
エミュレータを起動するには、エミュレータのリストで [Play (再生)] ボタンをクリックします。
Android Studio は、インストール時に Android の標準のパスと場所を使用してシステム環境を設定します。モバイル拡張機能の setup
コマンドは、設定をチェックして、問題をコマンドラインコンソールに表示します。
環境が Android のプレビューに対応していることを確認するには、setup
コマンドを実行します。
setup
で問題が表示された場合は、次のガイドラインを使用して修正します。
ANDROID_HOME
変数は、すべての Android 開発操作の開始点です。この変数が設定されていない場合や、正しくない場合、モバイル拡張機能で Android ツールを使用できません。Android SDK インストールの最上位ディレクトリを参照するように ANDROID_HOME
を設定します。たとえば、macOS の場合、この変数のデフォルト値は /Users/<user_name>/Library/Android/sdk
になります。Android SDK をカスタムディレクトリにインストールした場合、このパスがその場所を参照していることを確認します。
これらの設定を ~/.bash_profile
または同様のコマンドシェルの設定ファイルに追加して永続化できます。
次のように ANDROID_HOME
を設定します。
Android の場合、モバイル拡張機能プラグインで、Android Studio で使用されている Java Development Kit (JDK) バージョンが必要になります。現在、このバージョンは JDK 8 です。次の場合、プラグインコマンドが失敗する可能性があります。
JAVA_HOME
システム変数がマシンに存在し、別の JDK バージョンを参照している。- システムパスの他のアプリケーションで別の JDK バージョンが使用されている。
Android Studio アプリケーションに組み込まれている Android Studio の Java ランタイムエンジンと共にインストールされた正しい JDK バージョン見つけることができます。次に例を示します。
Android 開発者向けドキュメントを参照してください。
[システムのプロパティ] | [詳細設定] で、次の変数定義をシステム環境変数またはユーザ環境変数に追加します。(システムのプロパティを見つける方法は、www.imatest.com/docs/editing-system-environment-variables を参照してください)。
ANDROID_HOME
変数:C:\Users\<user>\AppData\Local\Android\Sdk
の値JAVA_HOME
変数:C:\Program Files\Android\Android Studio\jre
の値
Android の場合、モバイル拡張機能プラグインで、Android Studio で使用されている Java Development Kit (JDK) バージョンが必要になります。現在、このバージョンは JDK 8 です。別の JDK バージョンを参照しているカスタムパスに JAVA_HOME を設定した場合、プラグインコマンドは失敗することがあります。
~/.profile
ファイルで次の変数定義を設定します。
ANDROID_HOME
変数:~/Android/Sdk
の値JAVA_HOME
変数:/snap/android-studio/current/android-studio/jre
の値
Android の場合、モバイル拡張機能プラグインで、Android Studio で使用されている Java Development Kit (JDK) バージョンが必要になります。現在、このバージョンは JDK 8 です。別の JDK バージョンを参照しているカスタムパスに JAVA_HOME を設定した場合、プラグインコマンドは失敗することがあります。
次の 1 つ以上: Android 6.0 (Marshmallow) 以上、API レベル 23 以上。
次の項目については、示されているバージョンがインストールされていることを確認します。
- Android エミュレータ: 23 以上
- Android SDK プラットフォームツール: 23 以上
- Android SDK コマンドラインツール: 任意のバージョン (推奨: 最新)
Android SDK マネージャの [SDK Tools (SDK ツール)] セクションでこれらのバージョンを確認します。
ここにリストされているバージョン範囲に加えて、これらのツールの後続の安定バージョンも機能すると思われます。
設定を変更した場合は、setup
コマンドを再実行します。