CDN の有効化によるアプリケーションの読み込みの高速化
Lightning コンポーネントフレームワークの静的コンテンツを提供する Akamai のコンテンツ配信ネットワーク (CDN) を有効にして、Lightning Experience やその他のアプリケーションの読み込みを高速化します。通常、CDN を使用するとページの読み込み時間が短縮されますが、ファイルを提供するソースドメインも変わります。会社で Salesforce から提供されるコンテンツの IP 範囲を制限している場合、この設定を有効にする前に徹底的にテストします。
CDN では、複数の地理的な場所でキャッシュバージョンが保存され、静的コンテンツの読み込み時間が短縮されます。この設定により、Lightning コンポーネントフレームワークの静的な JavaScript や CSS の CDN 配信が有効になります。CDN では、Salesforce データまたはメタデータは配信されません。
この設定は、Winter '19 リリースより前に作成された組織ではデフォルトで無効になり、新規の組織と、新規および既存のエクスペリエンスビルダーサイトではデフォルトで有効になります。エクスペリエンスビルダーサイト用の Lightning CDN は、無効化も設定もできません。
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[設定] から、[クイック検索] ボックスに「
Session
」と入力し、[セッションの設定] を選択します。 -
[Lightning コンポーネントフレームワークのコンテンツ配信ネットワーク (CDN) を有効化] チェックボックスをオンにします。
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[保存] をクリックします。
問題が発生した場合は、会社のファイアウォールで Akamai CDN コンテンツがブロックされていないかどうかを、ネットワーク管理者に問い合わせてください。会社で使用している許可リストまたはファイアウォールに
https://static.lightning.force.com
が追加されていることを確認します。static.lightning.force.com
に ping することはできますが、https://static.lightning.force.com
のルート URL を直接参照することはできません。ネットワークフィルタリングでは IP アドレスを使用しないでください。
https://static.lightning.force.com
との接続で問題が発生する場合があります。https://static.lightning.force.com
の IP アドレスは動的であり、Salesforce の許可された IP アドレスリストでは管理されません。
関連トピック
- Salesforce 開発者ブログ: CDN の有効化による Lightning Experience の読み込みの高速化
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