BarcodeScanner データ型

BarcodeScanner は複数のデータ型を定義します。

スキャンされたバーコードを表すオブジェクト。

プロパティ名説明
typeBarcodeType (string 型の列挙)認識されたバーコードの種別。使用可能な値は、BarcodeScanner.barcodeTypes に列挙されています。
  • 'ean13' (myScanner.barcodeTypes.EAN_13 の文字列値)
  • 'qr' (myScanner.barcodeTypes.QR の文字列値)
valueStringバーコードの復号化された値。
  • '9781984825193'
  • 'https://developer.salesforce.com/'

バーコードスキャンセッションの設定の詳細を表すオブジェクト。

プロパティ名説明
barcodeTypesBarcodeType[]省略可能。スキャン対象のバーコードの種別を指定します。使用可能な値は、BarcodeScanner.barcodeTypes に列挙されています。デフォルトは、サポートされるすべてのバーコード種別です。[myScanner.barcodeTypes.EAN_13, myScanner.barcodeTypes.QR, myScanner.barcodeTypes.DATA_MATRIX]
instructionTextString省略可能。スキャンインターフェースに表示する指示を指定します。デフォルトはテキストなしです。「棚にある次の品目をスキャンする」
successTextString省略可能。バーコードが正常にスキャンされた場合にスキャンインターフェースに表示するメッセージを指定します。デフォルトはテキストなしです。「品目がスキャンされました」
showSuccessCheckMarkBoolean省略可能。スキャンが成功したときにチェックマークを表示するかどうかを指定します。デフォルト設定は true です。false
vibrateOnSuccessBoolean省略可能。スキャンが成功したときにデバイスをバイブレーションさせるかどうかを決定します。デフォルト設定は true です。false
scannerSizeString省略可能。スキャナのカメラビューのサイズを変更します。指定できるオプションは、ユーザのデバイスの画面サイズに対する割合を表しています。
  • SMALL: 25%
  • MEDIUM: 33%
  • LARGE: 50%
  • XLARGE: 75%
デフォルトは XLARGE です。
'MEDIUM'
cameraFacingString省略可能。前向きと後向きのどちらのカメラを使用するかを指定します。デフォルトは「BACK」です。指定できるオプションには「FRONT」および「BACK」があります。指定したカメラの向きがユーザのデバイスでサポートされていない場合は、エラーが返されます。'FRONT'
backgroundViewHTMLString省略可能。スキャナの標準 UI を使用せずに、カスタム UI を定義します。デフォルトは none です。このパラメータに値を指定しない場合は、標準 UI が使用されます。カスタム UI を使用する場合は、スキャナの終了に使用する標準の [キャンセル] ボタンを含め、標準 UI が完全に置き換えられます。カスタム UI を定義する場合、スキャナの終了を処理するのは、コール元の責任です。
presentWithAnimationBoolean省略可能。スキャナを表示および終了するときにそれに対応するアニメーションを表示するかどうかを指定します。デフォルト設定は true です。false
manualConfirmationBoolean省略可能。検出されたバーコードをスキャンするどうかをユーザが手動で確認するかどうかを決定します。デフォルト設定は false です。true
previewBarcodeDataBoolean省略可能。スキャナがスキャン中にバーコードデータを表示するかどうかを決定します。デフォルト設定は true です。バーコードのプレビューは、backgroundViewHTML が省略されている場合にのみサポートされます。false
enableBulkScanBoolean省略可能。スキャンされたバーコードの結果がコール元に返される前に、スキャナがその結果を収集するかどうかを決定します。デフォルト設定は false です。true に設定されている場合、スキャンされたバーコードの結果がスキャナによって収集され、画面に表示されます。ユーザが [完了] をタップすると、スキャンされたバーコードデータがコール元に返されます。true
enableMultiScanBoolean省略可能。スキャナが複数のバーコードを同時に検出するかどうかを決定します。デフォルト設定は false です。このパラメータを true に設定すると、enableBulkScan パラメータも true に設定されます。true

バーコードをスキャンしようとしたときに発生したエラーを表すオブジェクト。

プロパティ名説明
codeBarcodeScannerFailureCode (string 型の列挙)スキャンに失敗した理由を表す値。次のようなコードを使用できます。
  • USER_DISMISSED_SCANNER
  • USER_DENIED_PERMISSION
  • USER_DISABLED_PERMISSION
  • INVALID_BARCODE_TYPE_REQUESTED
  • SERVICE_NOT_ENABLED
  • UNKNOWN_REASON
messageStringスキャンに失敗した理由を説明する文字列値。この値は、ユーザインターフェースメッセージでの使用に適しています。メッセージは英語で提供されます。ローカライズはされません。

スキャン中にユーザが [キャンセル] ボタンをクリックすると、userDismissedScanner が返されます。これは、スキャンセッションを終了させる通常のメソッドです。エラー処理では、userDismissedScanner を確認したり、権限エラーなどとは異なる処理を行ったりすることができます。