Message Service の範囲の定義
Lightning Message Service では、登録コンポーネントがメッセージを受信するアプリケーション内の場所の範囲を定義できます。範囲をアプリケーションの有効な領域に制限したり、アプリケーション全体に設定したりできます。
Lightning Web コンポーネントの範囲設定機能は、@wire(MessageContext)
を使用する場合にのみ利用できます。
アプリケーションの有効な領域には、選択したナビゲーションタブおよび項目、ユーティリティ項目、ES6 ライブラリが含まれます。ユーティリティ項目は常に有効です。ナビゲーションタブとナビゲーション項目には、以下が含まれます。
- 標準ナビゲーションタブ
- コンソールナビゲーションワークスペースタブ
- コンソールナビゲーションサブタブ
- コンソールナビゲーション項目
アプリケーションの任意の場所からメッセージチャネルでメッセージを受信するには、lightning/messageService
から APPLICATION_SCOPE
をインポートします。次に、subscribe()
をコールして、4 番目の subscriberOptions
パラメータ (省略可能) の { scope: APPLICATION_SCOPE }
を渡します。
有効な領域からのメッセージの受信がデフォルトの動作です。範囲を有効な領域に制限するために scope プロパティを含める必要はありません。