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TrailheaDX 2017 レポート Vol. 2 (遠藤さん)

本ブログ記事は、”Trailhead Superbadgeを獲得してTrailheaDXに参加しよう” キャンペーンにて当選された
株式会社ユー・エス・エル 遠藤 加奈子さんによる記事です。

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初回のエントリーでは基調講演や会場全体の雰囲気をレポートしましたが、今回は参加したセッションの中で、
印象に残ったものをご紹介したいと思います。

 

Einstein APIs with Golang and Scala

TrailheaDX会場内にはオープンシアターが大小7つ近くありましたが、そのうちの一つでやっていた
Einstein関連のセッションが興味深かったのでご紹介します。
GO言語やScala言語といったあまり普段Salesforce中心の開発では利用しない言語の話題があるのも
開発者向けのイベントらしいなと思いました。

データセットとモデル、トレーニングの関係や、 Modelは一度作ると変えられないから
どう作るかが重要といった解説。

※現在はEinsteinのAPI Version2.0からモデルの更新(Retrain)ができるようになっています
特別GoやScalaだから難しいと言ったことはなく、EinsteinはAPIを提供しているので、
簡単に様々なプログラミング言語から呼べるよといったことでした。

Introduction to Salesforce DX

基調講演でオープンベータになったことが発表されたSalesforce DXのセッション。

CLIでスピーディに組織を作ったり、コードのデプロイやテストができるというものでした。
最近のモダンなソフトウェア開発に必要なことをSalesforceでも実現するために
Salesforce DXを作ったのだそう。

画面はこんな感じです。たくさんのコマンドがあって紹介されていなかったものもありましたが、
コマンドだけでかなり色々なことができそうです。

Rplace your Javascript buttons with Lightning Actions

Sunset Campfireという比較的小さくて、講演者の方と位置が近くて会話しながら進んで行くセッションにも参加してみました。
こちらClassic環境で作られてJavaScript ボタンを Lightning Experience環境でどのように置き換えるか、という内容のセッションなのですが、まさにお客様がJavaScriptのボタンをClassic環境で多用しているのでどうしても聞きたいセッションでした。
やはり同じ興味を開発者は多いようで、12分前に到着したのにこの行列です。床を覚悟で並びましたが、どうにか参加できたので良かったです。


内容として、JavaScriptボタンは便利なのですが、任意の処理が埋め込めるボタンというのは
セキュリティ的に弱い部分があるのでLightning Experienceでは採用されていないとのことでした。
Lightning Experience環境ではクイックアクションに置き換える必要があります。
Trailheadに日本語化されたモジュールがあるので、早速チャレンジしたいと思います。
https://trailhead.salesforce.com/ja/modules/lex_javascript_button_migration

現状のユースケースとLightning Experience上で取るべきアクションの表です。
Lightning Actionを使うケースが多そうです。

 

Astros river run challenge

アストロくんになって川下りをしながら的を撃つVRゲームが、会場に設置されていました。
どこも盛況なのですが、こちらのコンテンツは特に大人気で、なんと1時間(!?)くらい待ってようやく順番が回ってきました。
日本ですとセッションを聞くだけのITイベントも多いですが、セッションの合間にこんな楽しいコンテンツを楽しめるのも、TrailheaDXならではということで新鮮でした。


ちなみにこのゲーム、いわゆるファストパス的な要素まであって、会場で行われているWorkshopに参加すると、
優先的に順番が回ってくるのです。私はWorkshopにチャレンジはしてみたものの、組織の取得などがどうしても上手くできず
あえなく断念。。。でもどうしてもやってみたかったので、結局1時間弱並んでしましました。。。

Closing keynote(Fireside Chat with Damon Lindelof, Producer and Screenwriter)

イベントの最後に用意されている2つめの基調講演ということで、Closing keynoteにも参加してきました。
夕方からの開催なので入り口でビールなどアルコール類を配布していたせいか、
セッション開始から客席から大きな歓声があがるなど、みなさんのテンションが高めでした(笑)
会場内の各椅子に、プレゼントを抽選するゴールデンチケットが貼ってあり、当選した男性が当選がすごい大喜びしていたのが印象的でした。こう言ったサプライズで何かを演出するのも面白いですね。

Fireside Chat(キャンプファイヤーの横で会話するみたいな意味でしょうか?)ということで、
スライドが全くなく会話だけで進んでいきます。


Damon Lindelofさんはアメリカでは有名なテレビドラマ脚本家で、LOSTなどを手掛けてる方だそう。
さすが面白いストーリーを作る脚本家だけあって話も上手で、ジョークを言うたびに会場が笑いで包まれていました。
夢の話や、10年後のキャリアや世界と言った様々なトピックにDamonさんならではの視点で色々語っていました。
(正直なところ聞き取りがきつかったです。笑)

その他のトピック

サンフランシスコの会場だったので、当然周りはアメリカ人の方が多いのですが、ふと見える携帯電話の待ち受け画面が
ドラゴンボールだったり、着信音がゼルダの伝説だったりと、意外にも日本のコンテンツを愛用している人が多くて驚きました。
会話をしてみたいと思いましたが、そこまで英語が得意でないので、今回は声をかけられませんでした。
次回までに英語を勉強して、今度は声をかけてみたいと思います!

セッションだけでなく、イベントの雰囲気や演出など、自分が想像していた以上に
さまざまな事から刺激をもらった2日間でした。

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TrailheaDX 2017 レポート Vol. 2 (遠藤さん)