Salesforce Developers Japan Blog

Summer 18リリース新機能 Webセミナー録画公開と Q & A

先日6月8日に行われた 「Summer ’18 開発者向け新機能」Webセミナーの動画を公開しました。


https://developer.salesforce.com/events/webinars/summer18_jp

 

また、セミナー中に出た質問に対する回答と、内容に一部訂正がありますのでこちらに記載しておきます。

Q. Lightningコンポーネントライブラリの解説は日本語化されないのでしょうか?

コンポーネントライブラリはLightningコンポーネントのDocumentが表示されているものですので、すぐには日本語化は難しいかもしれません。

 

Q. SummerからVFをLEXで表示すると、画面最下部に余白?が表示されるようになったのですが、これは何か意味があるのでしょうか?(背景?)将来的なものも含めて何か情報があるようであれば教えてほしいです。

社内で確認したところバグのようです。現在Known Issuesとして登録されておりますので、リリースの準備が完了次第修正される予定です。

https://success.salesforce.com/issues_view?title=vf-page-in-lightning-tab-shows-background-at-the-bottom-of-the-screen&Id=a1p3A000000ATSe

 

Q. Apex Debugerは管理パッケージ内のクラスに対しても有効でしょうか?

インストールした管理パッケージはソースコードが見えませんので、当然ブレイクポイントなどを利用したデバッグを行うことはできません。
もしISVであれば、Sandbox限定ではありますが顧客組織 (Subscriber Org)のデバッグを行うことは可能です。

詳しくは英語ですが以下をご覧ください。

https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=salesforce.salesforcedx-vscode-apex-debugger#user-content-isv-customer-debugger

 

Q. count() のクエリカウントの方法が変わった件に関連して、それ以外の集計関数(sum, average)に関してはどうなりますか?まだの場合、ロードマップ上にありますか?

オフィシャルなドキュメントとしては、COUNT以外の関数(SUM,MAX,MIN,AVG)は、その対象行数分だけクエリ行カウントを消費するとあります。
https://developer.salesforce.com/docs/atlas.ja-jp.apexcode.meta/apexcode/langCon_apex_SOQL_agg_fns.htm

しかし挙動としてはSUM,MAX,MIN,AVGなどの集約関数に関しても同様に、クエリのカウント方法が変更になり、一回の集約でのSOQLクエリカウントはレコード数に限らず1となります。
ですので、オフィシャルなドキュメントが更新されるまでは、この挙動は変更される可能性がありますので、クエリ行を消費する前提で設計を行った方が無難だと思われます。

 

Q. SOQLのCountでは、今まで5万件?のカウントしたらガバナ制限でエラーとなっていましたが、20万件等の全レコードのCount処理を行っても正常に行えるという理解でよろしいでしょうか?

はい。実際の環境(データ12万件程度)で試したところ、Count()関数などは、5万件以上のデータが入っている組織でも問題なくクエリすることが可能です。
前出の通りcount(NumberOfEmployees)以外にも AVG(NumberOfEmployees)などの集約関数で、非NULLレコードが5万件以上ある場合でも同様に正常に値を取得でき、その際のSOQLクエリのカウントは1となります。
ただしこちらは仕様としてはドキュメントに入っていないので、注意してください。

 

Q. recordFormのlayout=”compact”時の表示項目は設定可能でしょうか?

はい。設定可能です。そのオブジェクトのコンパクトレイアウトに設定されている項目が表示されるようになります。

 

Q. lightningStyleSheets=true を適用することで、どのタグがどれぐらい SLDS にマッチするかみたいな一覧はありますか?

どれがどのレベルでLEXにマッチするかどうかという一覧はありませんが、lightningStyleSheets属性をサポートしているVisualforceタグの一覧はこちらにございますのでご参考下さい。

https://developer.salesforce.com/docs/atlas.ja-jp.pages.meta/pages/vf_dev_best_practices_slds_lightningstylesheets.htm

 

Q. カレンダーのドラック&ドロップでの変更はオブジェクトカレンダーでも対応していますでしょうか?

はい。日付/時間項目対応を持つカスタムオブジェクトも含めて対応しています。

 

Q. フォルダ構造は何階層まででしょうか。パフォーマンスも気になります。

トップディレクトリを入れて5階層までとなります。つまりフォルダが作成できるのは4階層までです。

 

Q.  lightning:recordFormでlayoutType=”Full”の場合、ログインユーザのプロファイルが割り当てられているページレイアウトの項目が表示される認識で良いでしょうか?

はい、こちらのcompactの時と同様に、ユーザに紐づくページレイアウトの項目が表示されます。

 

訂正 : セミナー中にApex Replay Debugger for Visual Studio Codeと名称を紹介していますが、正式リリースとなり紹介しているのはApex Debugger for Visual Studio Codeとなります。大変お手数ですが、読み替えてご理解下さい。

Apex Debugger for Visual Studio Code
https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=salesforce.salesforcedx-vscode-apex-debugger

Apex Replay Debugger for Visual Studio Code (beta)
https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=salesforce.salesforcedx-vscode-apex-replay-debugger

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