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最新のアプリケーション開発に関する動画シリーズで開発者スキルをレベルアップ

オリジナル記事

Level Up Your Developer Skills with the Modern App Development Video Series

 

最新のアプリケーションでは、ローコードとプロコードを組み合わせる必要があります。組織がデジタル変革の加速を目指すにつれ、Salesforce開発者は拡張性の高いソリューションをこれまでよりも迅速に提供するという困難な課題に直面しています。

2020年12月に、ローコードとプロコードを組み合わせるさまざまなパターンについて説明したブログ記事を公開しました。これらのパターンは、Herokuの弾力性の高いランタイムとSalesforceコアのマルチテナントアーキテクチャを組み合わせることで、拡張可能なだけでなく、柔軟で、構築とリリースに必要な時間が少なくて済むソリューションを提供できることを示しています。

12月のブログ記事で特集したパターンを実装するために開発者が必要とするスキルについて調べ、Herokuプラットフォームを詳しく学習することがSalesforce開発者に利点をもたらすという結論に達しました。Herokuでは、Salesforce開発者は複雑な操作をオフロードし、オープンソースライブラリを活用できます。同様に、Salesforceプラットフォームのローコード機能を学習することがHeroku開発者に利点をもたらします。ローコードとHerokuのパワーを組み合わせることで、アプリケーションをより迅速に提供できます。

Modern App Development on Salesforce(Salesforceでの最新のアプリケーション開発)”動画シリーズは、Salesforce Developers YouTubeチャネルにある13の動画で構成されています。これらの動画では、SalesforceとHerokuを使用してアプリケーションを設計、構築、テスト、リリースする方法を紹介します。

これらの動画の対象者

  • ApexとVisualforceの域を越えてスキルを高めたいと考える経験を積んだSalesforce開発者。Salesforce CLI、Salesforce Extension Pack for VSCode、スクラッチ組織、Salesforce Flowの最新の機能強化、LWCを使用したカスタムコンポーネントの構築、プラットフォームイベントおよび変更データキャプチャを使用したイベント駆動型アーキテクチャ、その他多数を含む最新の開発者向けツールについて理解を深めたい人。
  • ローコードとプロコードを組み合わせて強力なアプリケーションを構築する方法を理解したいと考えるHeroku開発者。
  • Salesforce開発者が日常の仕事で使用するテクノロジーの概要を知りたい新規開発者。
  • Salesforce開発者としてのキャリアを積むことを模索している他のテクノロジー出身の開発者。

取り上げるトピック

この動画シリーズでは、アプリケーションライフライクルの全範囲(設計、構築、テスト、リリース)を取り上げます。Sample Galleryアプリケーションの1つであるeCarsを活用して、さまざまな概念を実践的なアプローチで、コードとともに説明します。

Developer tooling(開発者向けツール)

これらのセッションでは、SalesforceとHerokuについて紹介します。Salesforce CLIとHeroku CLIを使用する方法についても説明します。どちらも一般的なオープンソースフレームワークであるoclifを使用します。

以下のスライドは、Salesforce CLIツールとその機能の概要を示しています。

また、これらのセッションでは、無料のSalesforce開発者プレイグラウンドおよびHerokuプラットフォームに登録する方法についても説明します。開発者環境がすぐに利用できるようになることで、自分のペースで試したり学習したりすることができます。

エピソード1:Developer Tooling(開発者向けツール)

エピソード2:Heroku Developer Experience(Heroku開発者エクスペリエンス)

データモデル設計

Salesforceアプリケーションでのデータモデル設計の重要性、および他のメタデータとオブジェクトメタデータの依存関係について説明します。

以下の図は、Salesforceメタデータの依存関係(さまざまなメタデータのオブジェクトメタデータに対する依存)を示しています。

HerokuアドオンおよびData Servicesについても詳しく紹介します。SalesforceコアとHerokuのデータモデル設計の比較対照も行いました。

エピソード3:Data Model Design on Salesforce and Heroku Data Services(SalesforceおよびHeroku Data Servicesでのデータモデル設計)

フロントエンドアプリケーション設計

フロントエンドアプリケーション設計は、Salesforceではちょっとしたアートです。さまざまなローコードグツールの機能についての知識が必要です。開発者は、エクスペリエンスをどのぐらいカスタマイズできるか、Lightning Webコンポーネントを構築および設計するために何が必要かを知る必要があります。

この画像は、Salesforceでのフロントエンドアプリケーションの構築に向けてアプリ設計およびプロトタイピングに取り組む際の基本的な進め方を示しています。

 

エピソード4:Build Custom Experiences Using LWC and SLDS(LWCおよびSLDSを使用したカスタムエクスペリエンスの構築)

エピソード5:Build Custom Experiences Using LWC and SLDS(LWCおよびSLDSを使用したカスタムエクスペリエンスの構築)(パート2)

エピソード6:Communicate Between LWC Components Using Events(イベントを使用したLWCコンポーネント間の通信)

ビジネスプロセスの自動化

このセッションでは、Salesforce FlowとApexについて見ていきます。

以下のスクリーンショットは、’更新前にレコードによってトリガされる自動化フロー’を示しています。Salesforce Flowは、開発者がクリックを使用して自動化を構築できるローコードツールです。

Flowを使用する状況とApexを使用する状況、ApexとJavaScriptのスキルを持つプロコードの開発者がFlowを活用し、管理者がFlowに埋め込むことができるアクションと画面を構築する方法についても説明します。

エピソード7:Automate Your Business Processes Using Flows and Apex(FlowとApexを使用したビジネスプロセスの自動化)

HerokuでのNode.jsマイクロサービスによるSalesforceアプリケーションの拡張

これらのセッションでは、eCarsサンプルアプリケーションのアプリケーションアーキテクチャとコードを解説します。HerokuでNode.jsマイクロサービスを構築し、これらのサービスをSalesforceに接続し、HerokuでProgressive Web Appsを構築する方法を開発者向けに説明します。

この画像は、Node.jsを使用してHerokuでリアルタイムサービスを構築する方法に関するサンプルアーキテクチャを示しています。サービスでは、Webソケットを使用してリアルタイム信号をSalesforceアプリケーションに送信するためにMQTTプロトコルを使用します。

エピソード8:Scale Apps Using Node.js Microservices on Heroku(HerokuでのNode.jsマイクロサービスを使用したアプリケーションの拡張)

エピソード9:Scale Apps Using Node.js Microservices on Heroku(HerokuでのNode.jsマイクロサービスを使用したアプリケーションの拡張)(パート2)

ユニットテスト

アプリケーションコードのユニットテストは身に付けにくい習慣ですが、開発者がアプリを本番環境へリリースする前にコードをテストすることは重要です。

以下の画像は、ユニットテスト用のAAAパターンを説明したものです。

また、開発者がユニットテストを導入するのに役立つ、JavaScriptおよびApexユニットテストのセッションもあります。

エピソード10:JavaScript Unit Testing(JavaScriptユニットテスト)

エピソード11:Apex Testing(Apexテスト)

パッケージ化とリリース

最終エピソードでは、SalesforceおよびHerokuアプリケーションをパッケージ化してリリースする方法を確認します。

Salesforce CLI、Git、およびCI/CDツール(Githubアクション、継続的インテグレーションサーバーなど)を使用して、開発者は、効果的にコラボレーションし、Salesforceアプリケーションのリリースを自動化できます。

この図は、ソース駆動型開発がリリースの自動化にどのように役立つかを示しています。

 

また、SalesforceおよびHerokuアプリケーションのCI/CDおよびDevOpsを実行する方法についても説明します。

エピソード12:Deploying Salesforce and Heroku Apps with Ease(SalesforceおよびHerokuアプリケーションの容易なリリース)

エピソード13:Automate Developer Workflow and Deployment(開発者のワークフローおよびリリースの自動化)

次のステップ

動画よりもドキュメントをご希望ですか?その場合、dev.toで、コミュニティメンバーのMichael Boganによる各エピソードに関するブログ記事を入手できます。

ブログシリーズ:Modern App Development on Salesforce(Salesforceでの最新のアプリケーション開発)

これらの各トピックについて詳しく説明しています。この動画シリーズでは、ほんの少し説明しただけです。トピックの詳細については、Trailblazerコミュニティからエピソードに対応するスライドデッキをダウンロードしてください。「helpful references(役に立つリファレンス)」スライドには、さまざまなTrailheadモジュールおよびその他のドキュメントへのリンクが記載されています。

フィードバックについては、「Additional References(その他のリファレンス)」セクションで言及されているTrailblazerコミュニティを使用するか、twitterで私(@msrivastav13)宛てにお寄せください。

Herokuコンテンツに関して協力してくれたJulián Duqueに深く感謝します。Juliánは、Node.jsの学習についてもSalesforce開発者を支援してくれています。彼の今後のブログ投稿およびTrailhead Liveセッションを見逃さないようにしてください!

著者紹介

Mohith Shrivastavaは、Salesforceのリードディベロッパーアドボケートを努めています。現在は、Salesforce CLI、Heroku、Lightning Web Componentsに力を注いでいます。Twitterで@msrivastav13をフォローしてください。

その他のリソース

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