コーディングの開始
最初の Lightning Web コンポーネントをコーディングする最速の方法はライブコード環境を使用することです。
簡単なコンポーネントから始めるには、LWC.studio や StackBlitz を使用することをお勧めします。Salesforce DX ツールを使用して LWC コードを組織に転送するという方法もあります。
StackBlitz と LWC.studio はサードパーティ製品であり、各社の独自の利用規約が適用されます。Salesforce は、それらのサードパーティサイトで提供されるコンテンツ、サービス、有料オプションなどについて責任を負わないものとします。それらの Web サイトやプラットフォームの利用は、お客様自身の責任で行うものとし、サードパーティの利用規約やプライバシーポリシーなど、該当する追加規約が適用されるものとします。
また、基本コンポーネントに特化した実際のサンプルも studio.webcomponents.dev/workspace/lwc や Component Reference で公開されています。
LWC.studio のサードパーティ IDE を使用して、「Hello World」Lightning Web コンポーネントを作成してみましょう。
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ブラウザで app.lwc.studio にアクセスします。GitHub アカウントにサインインします。
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サインイン後に、[+New (+新規)] ボタンをクリックします。
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src
フォルダの横に表示される [New File (新規ファイル)] アイコンをクリックしてファイルを作成し、「helloWorld.html
」という名前を付けます。次のコードをコードエディタにコピーします。 -
ファイルを作成し、
helloWorld.js
という名前を付けます。次のコードをコードエディタにコピーします。 -
作成したコンポーネントを表示するには、
app.html
ファイルの最後の</div>
閉じタグの前にコンポーネントを追加します。キャメルケースのコンポーネント名 (
helloWorld
) は、HTML ではケバブケース (hello-world
) に変換されます。デフォルトの名前空間はc
ですので、完全名コンポーネント HTML タグは<c-hello-world>
になります。コンポーネントには終了タグも必要ですので注意してください。独自のコンポーネントを参照するには、コーディング時に必ずデフォルトの名前空間c
を使用してください。コードの実行場所にかかわらず、つまり、名前空間がある組織、名前空間がない組織、管理パッケージ、未管理パッケージにかかわらず、c
を使用します。 -
すべての変更を保存するには、コードエディタの右上にある [保存] アイコンをクリックします。ストーリーパネルが更新され、**「Hello, World!」**テキストが表示されます。
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さらに一歩進んで、
c-hello-world
コンポーネントに公開プロパティを追加しましょう。helloWorld.js
内で、api
をインポートし、それを使用してfirstName
項目をデコレートします。 -
c-hello-world
は公開プロパティを公開するため、c-hello-world
を消費するコンポーネントはそのプロパティを設定できます。この例では、app
コンポーネントでプロパティfirstName
を設定します。app.html
で、first-name
属性を<c-hello-world>
タグに追加します。キャメルケースの JavaScript のプロパティfirstName
は、HTML ではケバブケースfirst-name
に変換されます。 -
これでコンポーネントは再利用可能になりました。たとえば、複数の
c-hello-world
コンポーネントをapp.html
に追加して、それぞれに異なる値を設定できます。
コーディングを続けるには、「テンプレートでのデータバインド」に移動してください。大いに楽しんでください。
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