LWS の有効化または無効化の遅延
コンポーネントで、Lightning Web セキュリティでは許可されるが Lightning Locker ではブロックされる機能を使用している場合、LWS を有効にした後でもまだブロックされることがあります。LWS を無効にする場合は逆のことが起こる可能性もあり、Lightning Locker でブロックされるはずの動作が許可されることがあります。その理由として、キャッシュが原因でブラウザでまだ以前の環境が使用されていることが考えられます。
コードが LWS で実行されている証拠を確認するには、「LWS が有効かどうかの判断」を参照してください。
複数の種別のキャッシュが有効になっている可能性があります。最も簡単な解決策として、ブラウザウィンドウを更新し、ブラウザのキャッシュをクリアします。
ただし、特に開発およびテスト中に LWS のオンとオフを頻繁に切り替えている場合は、これらの対策では正しい動作にならない場合があります。
問題が続く場合は、ここで説明されている対策をお試しください。
サポートされるブラウザでは、ブラウザ開発ツールの使用中にキャッシュを無効にできます。開発者ツールウィンドウの [ネットワーク] パネルで、[Disable Cache (キャッシュを無効化)] チェックボックスをオンにします。開発者ツールウィンドウが開いている間、ブラウザはキャッシュから読み込みません。
Sandbox または Developer Edition 組織で、開発中にブラウザの安全で永続的なキャッシュ設定を無効にし、キャッシュを空にすることなくコードの変更による影響を確認します。
キャッシュ設定は、サーバとの往復処理の増加を避けることでページの再読み込みパフォーマンスを向上させます。
ブラウザの安全で永続的なキャッシュを無効にすると、Lightning Experience のパフォーマンスに対して重大な悪影響があります。本番組織では常にこの設定を有効にしてください。
- [設定] から、[クイック検索] ボックスに「
Session
」と入力し、[セッションの設定] を選択します。 - [パフォーマンスを向上させるためにブラウザの安全で永続的なキャッシュを有効にする] チェックボックスをオフにします。
- [保存] をクリックします。