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高度な開発ライフサイクルシナリオ

この章では、高度な開発およびリリース管理で推奨される開発ライフサイクルについて説明します。

高度な開発ライフサイクルは、アプリケーションの並行開発が行われる企業や、プログラムによるカスタマイズが行われる企業に適用されます。並行開発が行われるのは、複数の部署の開発者が並行して複数のプロジェクトに取り組んでいる場合や、同じチームの複数の開発者が 1 つのアプリケーションの開発タスクを共有している場合です。開発ライフサイクルとは、Salesforce で並行開発が行われ、さまざまな開発者が実施した変更を統合してテストし、数種の中間環境を経てこれらの変更を本番組織にリリースするプロセスです。

高度な開発ライフサイクルについて説明した後、架空の企業での開発ライフサイクルの使用例を示します。

架空の企業: AW Computing

この章のシナリオでは、AW Computing という架空の企業を使用します。AW Computing は、企業や個人消費者にオフィスコンピューティング機器を提供する中堅企業です。AW Computing には社内の開発チームがあり、開発者 4 名、品質管理技術者 2 名、リリースマネージャとプロダクトマネージャ各 1 名、その他で構成されています。AW Computing では、外部システム、SAP、エンタープライズリソースプランニングおよび業務システムのデータを Salesforce に統合しています。AW Computing の開発チームは、すべての生産物をユーザ受け入れテストにかける必要があります。また、AW Computing では、本番組織にリリースする前に、従業員に正式なトレーニングを実施します。さらに同社では修正パッチを本番組織にすばやくリリースする能力も求められます。

AW Computing の担当職務は次のとおりです。
  • リースマネージャ — リリーススケジュールの管理およびリリースと業務の調整を担当します。  また、ソース制御システムの管理も担当します。
  • プロダクトマネージャ — アプリケーションや機能のビジネス要件を定め、開発チームと協力してこれらの要件を満たします。また、ユーザ受け入れテストを実施して、要件を満たしていることを確認します。
  • ソフトウェア開発者 — 本番以外の環境でアプリケーションを記述します。
  • 品質管理技術者 — 開発中のアプリケーションのテストを実行します。
  • 管理者 — レポートの作成など本番組織の管理タスクを行います。
  • トレーニング講師 — 新しいアプリケーションおよび機能について企業の従業員にトレーニングを行います。