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転送アップグレードのベストプラクティス

転送アップグレードは、パートナーに提供する最も強力な機能の 1 つです。この機能を使用して顧客の組織をアップグレードできますが、細心の注意を払って行う必要があります。適切な計画と準備をせずにアップグレードを転送すると、顧客満足度に関わる重大な問題につながる可能性があります。そのため、ここで記載しているベストプラクティスに従うことを強くお勧めします。

計画、テスト、およびコミュニケーション

  • 大切なことは緊密なコミュニケーションを図ることです。顧客は、転送アップグレード機能について知らない可能性があります。変更内容が組織に転送されることについて、強い疑念を抱いている顧客もいるかもしれません。顧客と連絡を取り、クラウドコンピューティングモデルの動作、シームレスなアップグレードの利点、円滑なアップグレードを保証するためのベストプラクティスの実践、アップグレードの時期と内容に関わるプロセスと取り組みについて説明してください。適時の徹底したコミュニケーションは、このプログラムが成功するために不可欠です。
  • アップグレードのスケジュール計画を顧客と共有して、アップグレードの時期や頻度を顧客が把握できるようにします。
  • 顧客の組織にアップグレードを転送する時期を計画します。ほとんどの顧客は、月末、四半期末、年末、または監査サイクルにあたる時期に変更が行われるのを好まないということを念頭に置いてください。顧客が組織に変更を適用したくない重要な期間が他にありますか? たとえば、変更内容を確認したり、インストール後に必要な手順を実行したりする担当者がいない期間があるかもしれません。
  • 転送アップグレードは、深夜や夜間など、顧客の業務のピーク時以外の時間帯にスケジュールを設定します。タイムゾーンの問題を考慮しましたか? ピーク時以外の時間帯が異なる顧客はいますか? 転送アップグレードは、一度に複数の顧客組織にスケジュール設定できます。顧客ベースで営業時間が大幅に異なる場合は、タイムゾーン別に組織をグループ化することを検討してください。
  • Salesforce で計画されているメンテナンス時間に近い時間帯には、転送アップグレードをスケジュール設定しないでください。多くの場合、Salesforce のメジャーリリースが行われて 3 ~ 4 週間が経過してからメジャーアップグレードを転送するといいでしょう。
  • テストを綿密に行ってください。顧客側から変更が要求されるのではなく、こちらから顧客の組織に変更を推奨することになるため、新バージョンのアプリケーションがすべての顧客の設定で正常に動作することを保証する必要があります。そのため、ハードルは高くなります。

段階的な転送

  • すべての顧客に一度に変更内容を転送しないでください。問題が生じた場合に備えて対応できるよう、十分なリソースを確保しておくことが重要です。また、顧客全体が影響を受ける前に、起こりうる問題を検出することも重要です。
  • まず、独自のテスト組織に転送し、転送がシームレスに行われることを確認します。転送アップグレード後にテスト組織にログインし、期待どおりにすべて動作することを確認します。
  • 可能な場合は、顧客の Sandbox 組織にまず転送してから本番組織に転送します。顧客の本番組織に転送する前に、1 週間以上の期間をかけて Sandbox 環境でテスト、検証、修正を行います。
  • 最初は、ごく一部の顧客の本番組織にアップグレードを転送します。たとえば、1,000 社の顧客がある場合、少なくとも最初の数回は一度に 50 ~ 100 社の顧客にアップグレードを転送します。結果に確信が得られたら、より多くの顧客のまとまりをアップグレードできます。

顧客の信頼に注目

  • アップグレードによって顧客の組織に悪影響が及ばないようにしなければなりません。入力規則や数式項目への変更など、顧客が行った外部インテグレーションを壊すような変更をパッケージに加えないようにしてください。何らかの理由でこのような変更を加える場合は、事前にテストおよび連絡を十分に行います。バグを含むアップグレードを転送すると、メタデータだけでなく顧客データにも影響が及ぶ可能性があることを忘れないでください。
  • アップグレードしたアプリケーションが期待どおりに動作することを確認するため、インストール時に基本的なサニティテストを実行する Apex テストを作成します。
  • 既存の機能を拡張している場合は、インストール後スクリプトを使用し、権限セットを使用して既存のユーザに新しいコンポーネントを自動的に割り当てます。
  • 新機能を追加する場合は、既存のユーザにその機能を自動的に割り当てないでください。顧客の組織のシステム管理者と連携して、新機能へのアクセス権を付与するユーザおよびロールアウト時期を決定します。