Apex コードの動作のバージョニング
パッケージ開発者は条件付きロジックを Apex クラスとトリガで使用し、異なるバージョンに異なる動作をさせることができます。こうすることで、パッケージ開発者は、コード開発を続けながら以前のパッケージバージョンのクラスとトリガでの既存の動作をサポートし続けることができます。
登録者が、複数のバージョンのパッケージをインストールし、パッケージ内の Apex クラスまたはトリガを参照するコードを記述する場合、参照しているバージョンを選択する必要があります。パッケージ内で参照している Apex コード内で、参照を作成する Apex コードのコールのバージョン設定に基づき、異なるコードパスを条件付きで実行できます。コール元のコードのパッケージバージョン設定は、パッケージコード内で System.requestVersion メソッドをコールすることによって判断できます。こうすることで、パッケージ開発者は、要求コンテキストを決定し、さまざまなバージョンのパッケージに異なる動作を指定することができます。
次のサンプルでは、System.requestVersion メソッドを使用して System.Version クラスをインスタンス化し、異なるバージョンのパッケージに対して、Apex トリガにさまざまな動作を定義します。
パッケージバージョンを処理するメソッドの完全な一覧は、「System クラス」の「Version クラス」および「System.requestVersion メソッド」を参照してください。
インストール済みパッケージ内のあるクラスによってパッケージの別のクラスのメソッドが呼び出される場合、要求コンテキストは維持されます。たとえば、登録者が CountryUtil クラスおよび ContinentUtil Apex クラスを含む GeoReports パッケージをインストールしたとします。登録者は GeoReportsEx クラスを新規作成し、バージョン設定を使用して、GeoReports パッケージのバージョン 2.3 にバインドします。GeoReportsEx が、CountryUtil のメソッドを内部的に呼び出す ContinentUtil のメソッドを呼び出すと、要求コンテキストは ContinentUtil から CountryUtil に反映され、CountryUtil 内の System.requestVersion メソッドは、GeoReports パッケージのバージョン 2.3 を返します。