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Ant 移行ツール

Ant 移行ツールは、ローカルディレクトリと Salesforce 組織間でメタデータを移動する Java/Ant ベースのコマンドラインユーティリティです。Ant 移行ツールを使用すると、関連がない組織間でメタデータを移行できるため、その点では変更セットより強力です。Force.com IDE とは異なり、Ant 移行ツールにはグラフィカルユーザインターフェースはありません。コントロールファイルをテキストエディタで編集しコマンドライン引数を使用して、リリースするコンポーネント、サーバアドレス、その他のリリース詳細を選択します。

ほとんどのユーザにとっては、テキストファイルを編集してコマンドラインで引数を指定するより、Force.com IDE のグラフィカルユーザインターフェースのほうが簡単です。ただし、次のような場合、Ant 移行ツールは非常に便利です。
  • 多数の設定変更を含むテスト環境を入力する必要がある開発プロジェクト。自動化されたスクリプトによる変更で、手動入力に比べてはるかに速く行うことができます。
  • 組織間でファイルのコンテンツを変更する必要があるリリース。たとえば、ダッシュボードで実行ユーザを変更する場合、組織 A から実行ユーザを取得し、変更を加え、組織 B に実行ユーザをリリースすることができます。この操作を Force.com IDE で実行しようとすると、リリースウィザードを起動して組織 B にリリースする前に、(組織 A には組織 B のそのユーザは存在しないため) IDE により、組織 A に変更内容を保存し直すように要求されます。Ant 移行ツールでは、retrieve() および deploy() コマンドを完全に制御でき、ローカルファイルシステムでファイルを編集および保存しても、それをリリースするまではどの組織のメタデータも変更されません。
  • 複数フェーズのリリースプロセス。一般的な開発プロセスでは、本番組織にリリースする前に、作成、テスト、ステージングを繰り返し行う必要があります。コンポーネントの取得とリリースをスクリプト化すると、この処理を効率的に行うことができます。
  • 同じパラメータを使用した反復リリース。組織からメタデータを取得し、変更を加え、変更を組織にリリースすることができます。この処理を繰り返す必要がある場合、同じリリース対象を再度コールするだけで済みます。
  • 高度な技術者によるステージングから本番組織への移行。スクリプト環境でのリリースを好むユーザにとっては、Ant 移行ツールのプロセスは使い慣れたものです。

詳細は、『Ant 移行ツールガイド』を参照してください。