コンポーネントの有効性の確認
無効なコンポーネントに対して cmp.get() をコールすると、cmp.get() は null を返します。
無効なコンポーネントに対して cmp.set() をコールしても、何も起こらず、エラーも発生しません。これは基本的に無演算 (no op) 関数です。
多くのシナリオで cmp.isValid() コールは不要です。cmp.get() から取得した値の null チェックで十分です。cmp.isValid() をコールする主な理由は、コンポーネントに対して複数のコールを実行する場合に、結果ごとに null チェックを実行しなくて済むことです。
フレームワークのライフサイクルの内部
クライアント側コントローラに関連付けられたコンポーネントを参照する場合、クライアント側コントローラのコールバックで cmp.isValid() チェックは必要ありません。コンポーネントが無効であることがフレームワークによって自動的にチェックされます。同様に、イベント処理時や、フレームワークのライフサイクルフック (init イベントなど) 内で cmp.isValid() チェックは必要ありません。
クライアント側コントローラのサンプルを見てみましょう。
1({
2 "doSomething" : function(cmp) {
3 var action = cmp.get("c.serverEcho");
4 action.setCallback(this, function(response) {
5 var state = response.getState();
6 if (state === "SUCCESS") {
7 if (cmp.get("v.displayResult)) {
8 alert("From server: " + response.getReturnValue());
9 }
10 }
11 // other state handling omitted for brevity
12 });
13
14 $A.enqueueAction(action);
15 }
16})クライアント側コントローラに結び付けられているコンポーネントは、cmp パラメータとして doSomething アクションに渡されます。cmp.get("v.displayResult) がコールされたときに cmp.isValid() チェックは必要ありません。
ただし、自分のコンポーネントが有効であるにもかかわらず、有効でない可能性のある別のコンポーネントへの参照を保持している場合は、他のコンポーネントの cmp.isValid() チェックが必要になることがあります。ローカル ID が child の別のコンポーネントへの参照を持つコンポーネントの例を見てみましょう。
1({
2 "doSomething" : function(cmp) {
3 var action = cmp.get("c.serverEcho");
4 var child = cmp.find("child");
5 action.setCallback(this, function(response) {
6 var state = response.getState();
7 if (state === "SUCCESS") {
8 if (child.get("v.displayResult)) {
9 alert("From server: " + response.getReturnValue());
10 }
11 }
12 // other state handling omitted for brevity
13 });
14
15 $A.enqueueAction(action);
16 }
17})子コンポーネントがない前の例の次の行を、
1if (cmp.get("v.displayResult)) {次のように変更します。
1if (child.get("v.displayResult)) {子コンポーネントが無効な場合 child.get("v.displayResult) は null を返すため、ここでは child.isValid() コールは不要です。子コンポーネントに対して複数のコールを実行し、結果ごとに null チェックを実行するのを回避する場合にのみ、child.isValid() チェックを追加します。
フレームワークのライフサイクルの外部
setTimeout() や setInterval() などの非同期コードでコンポーネントを参照する場合、または Promise を使用する場合、cmp.isValid() コールは非同期要求の結果を処理する前にコンポーネントがまだ有効であることをチェックします。多くのシナリオで cmp.isValid() コールは不要です。cmp.get() から取得した値の null チェックで十分です。cmp.isValid() をコールする主な理由は、コンポーネントに対して複数のコールを実行する場合に、結果ごとに null チェックを実行しなくて済むことです。
たとえば、コンポーネントが無効な場合、cmp.set() コールは何もしないため、この setTimeout() コール内で cmp.isValid() チェックは必要ありません。
1window.setTimeout(
2 $A.getCallback(function() {
3 cmp.set("v.visible", true);
4 }), 5000
5);