Big Object
Big Object は、Salesforce Platform 上で大量のデータを保存して管理します。他のオブジェクトのデータをアーカイブしたり、外部システムの膨大なデータセットを Big Object に取り込んで顧客の全容を把握したりできます。クライアントと外部システムは標準の API セットを使用して Big Object データにアクセスします。Big Object では、100 万レコード、1 億レコード、10 億レコードでも一貫したパフォーマンスが提供されます。このスケールが Big Object を強力なものにして、その特徴を明確にします。
| 使用可能なインターフェース: Salesforce Classic および Lightning Experience の両方 |
| 使用可能なエディション: Enterprise Edition、Performance Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition (最大 100 万件のレコード) |
次の 2 種類の Big Object があります。
- 標準 Big Object — Salesforce によって定義され、Salesforce 製品に含まれるオブジェクト。FieldHistoryArchive は、項目監査履歴製品の一部としてデータを格納する標準 Big Object です。標準 Big Object は常に利用可能ですが、カスタマイズできません。
- カスタム Big Object — 組織に固有の情報を格納するために作成する新しいオブジェクト。カスタム Big Object は、Lightning プラットフォームが提供する機能を拡張します。たとえば、商品在庫を追跡するアプリケーションを作成している場合、分析と将来の最適化のために履歴在庫数を追跡する HistoricalInventoryLevels というカスタム Big Object を作成します。この実装ガイドは、カスタム Big Object の設定とリリースを目的としています。
カスタム Big Object の使用事例
- 顧客の 360 度ビュー — ロイヤルティプログラム、フィード、クリック、請求、プロビジョニング情報などの詳細情報を含めるように、Salesforce データモデルを拡張します。
- 監査と追跡 — 分析またはコンプライアンス目的で、Salesforce または商品の使用状況を長期的に追跡して管理します。
- 履歴アーカイブ — 分析またはコンプライアンス目的で、履歴データへのアクセスを管理しながら、コア CRM または Lightning プラットフォームアプリケーションのパフォーマンスを最適化します。
Big Object と他のオブジェクトの違い
Big Object はデータを無制限に保存できるため、sObject などの他のオブジェクトとは異なる特��を持ちます。また、Big Object は Lightning プラットフォームの異なる部分で保存されます。
この Big Object の動作により、一貫性と拡張性のある環境が確保されます。
| Big Object | sObjects |
|---|---|
| 水平方向に拡張可能な分散型データベース | リレーショナルデータベース |
| 非トランザクション型データベース | トランザクション型データベース |
| 数億または数十億レコード | 数百万レコード |
- Big Object では、オブジェクト権限と項目権限のみがサポートされ、通常または標準の共有ルールはサポートされません。
- トリガー、フロー、プロセスなどの機能や、Salesforce モバイルアプリケーションは、Big Object ではサポートされていません。
- 同じ表現を持つ同一の Big Object レコードを複数回挿入しても、作成されるレコードは 1 つのみのため、書き込みの羃等性を確保できます。この動作は sObject とは異なります。sObject では、オブジェクトの作成要求ごとにレコードが作成されます。
Big Object の API サポート
カスタム Big Object は使用中の Salesforce データと簡単に統合できます。Big Object は、SOQL、Bulk、Chatter、SOAP などの API で処理できます。