サイトマップによる SEO の改善

サイトマップは、インデックス化するページとサイト階層に関する指示を検索クローラーに提供します。これにより、SEO ランキングを向上させることができます。Google Search Console などのツールにサイトマップを送信すると、リンク切れや重複コンテンツの特定にも役立ちます。B2C Commerce には、以下のサイトマップ管理機能が含まれています。

このガイドでは、B2C Commerce 上に構築されたヘッドレスサイトのサイトマップを作成する方法について説明します。

以下のいずれかのストアフロント実装を使用して B2C Commerce 上にサイトを構築した場合、ヘッドレスサイトでサイトマップ機能を使用できます。

特に明記されていない限り、このガイドの手順は上記の 3 つの実装すべてに適用されます。

  1. 埋め込み CDN (eCDN) でバニティドメインをまだ設定していない場合は、設定します。
  2. Business Manager (BM) で、バニティドメインに一致するサイトのホスト名エイリアスを構成します。
  3. BM でサイトマップを生成します。サイトマップは example.com/sitemap_index.xml にあります。「example.com」をバニティドメイン名に置き換えます。
  4. PWA Kit サイトまたはヘッドレスサイトにある既存の robots.txt ファイルを example.com/sitemap_index.xml で更新します。
  5. ハイブリッドストアフロントプロジェクト (SFRA と PWA Kit) がある場合は、次の操作も行います。
  6. 検索エンジンに B2C Commerce サイトマップについて通知します。
  • サイトマップには、検索エンジンに見つけてインデックスしてもらいたい重要なページがすべて組み込まれていることを確認してください。これには、商品一覧ページ、商品詳細ページ、ブログ投稿、その他の関連コンテンツが含まれます。
  • サイトマップのサイズが大きすぎる場合は、BM の優先度設定の使用を検討してください。これらの設定を使用して、検索エンジンが最初にクロールするために最も重要であるページを指定できます。B2C Commerce でのサイトマップの生成を参照してください。
  • サイトマップを定期的に更新するジョブをスケジュールして、検索エンジンがこれらの変更を認識し、迅速にインデックス化できるようにします。B2C Commerce でのサイトマップの生成を参照してください。
  • robots.txt ファイル内のクロールディレクティブを見直して更新し、SEO 戦略に沿っているか、サイトの重要な部分をブロックしていないかを確認します。
  • サイトマップ URL のアクセシビリティを定期的にテストして、検索エンジンとユーザーが問題なくアクセスできることを確認します。

このセクションでは、サイトマップの使用中に発生する可能性のある一般的なエラーに対する解決策を提案します。

考えられる原因: 構文エラーまたはサイトマップ内のその他のエラー。

推奨される解決策: サイトマップ内のすべての URL が絶対 URL であり、正しい形式であることを確認します。正しいプロトコル (http またはhttps) を使用し、セッション ID やその他の動的パラメーターは含めないでください。B2C Commerce でのサイトマップの生成を参照してください。

考えられる原因: サイトマップ内の URL が正しくありません。

推奨される解決策: サイトマップ内の URL を定期的にチェックして、アクセス可能であり、エラーが返されないことを確認します。リンク切れやサーバーの問題を修正します。B2C Commerce でのサイトマップの生成を参照してください。

考えられる原因: robots.txt ファイル内のブロックディレクティブエラー、またはその他の問題。

推奨される解決策: robots.txt テスターを使用して、robots.txt ファイルをテストします。検索エンジンが重要なページやサイトマップ自体にアクセスするのを妨ぐブロックディレクティブがないことを確認します。B2C Commerce の Business Manager を使用した robots.txt ファイルの生成を参照してください。