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【Agentforce Hackathon Tokyo】第 3 位 キットアライブ: Agentforce と Slack で実現する「自律型移住支援プラットフォーム」

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2025 年 11 月、Salesforce Japan 主催の AI エージェントに関するハッカソン「Agentforce Hackathon Tokyo」の Demo Day が開催されました。本記事では、そのハッカソンで上位入賞したチームとソリューションの詳細についてご紹介します。
【Agentforce Hackathon Tokyo】第 3 位 キットアライブ: Agentforce と Slack で実現する「自律型移住支援プラットフォーム」
December 15, 2025

はじめに

みなさん、こんにちは。株式会社セールスフォース・ジャパンのトレイルブレイザーリレーションズチームで、Developer Advocate を担当している odasho です。

Agentforce Hackathon Tokyo にご参加いただいた、37 チーム・150 名以上の参加者の中から見事 3 位に入賞したチーム: キットアライブ のソリューション「自律型移住支援プラットフォーム」について、解決した課題と技術的な実装詳細に焦点を当ててご紹介します。
また、Demo Day でのキットアライブのプレゼンテーションは こちら からご覧いただけます。

地方創生における「リアルな課題」

多くの自治体が人口減少対策として移住促進に取り組んでいますが、現場は深刻なリソース不足に直面しています。キットアライブは、自治体職員の 83.2 %が施策を実施している一方で、半数以上が外部委託できずに業務を抱え込んでいる現状に着目しました。

  • 職員の課題: 専門的なノウハウが属人化しやすく、他業務との兼務で手��いサポートが困難。
  • 移住希望者の課題: 情報が散在しており、最も検討したい土日祝日に役所が閉まっていて相談できない。

この「時間」と「リソース」のギャップを埋めるため、同チームは 「Agentforce」 を中核に据えた自律型の支援プラットフォームを開発しました。

ソリューション: 24 時間 365 日対応の「自律型」支援

提案されたソリューションは、単なるマッチングシステムではありません。移住前の相談から、移住後の定着支援までを AI エージェントが伴走する仕組みです。

  • Experience Cloud 上のエージェント: 移住希望者(佐藤さん)に対し、24時間体制で相談・診断を実施。Salesforce 上のデータ(RAG)を活用し、希望者の属性に合った自治体の魅力を提示します。
  • Slack × Agentforce: 自治体職員(山本さん)は Slack 上でエージェントから通知を受け取り、推奨アクションを承認するだけで業務が完結します。
  • 申請プロセスの自動化: 煩雑な補助金申請の手続きをエージェントがサポートし、提出書類の事前審査支援まで行います。

技術的ハイライト: プロンプトテンプレートによる PDF 自動審査

開発者として特に注目すべき技術的なポイントは、Agentforce のプロンプトテンプレートを活用した「非構造化データ(PDF)」の処理 です。

デモでは、移住希望者がアップロードした「交付申請書」などの PDF ファイルを、エージェントが直接読み込み、補助金の交付要件(複雑な規定)と照らし合わせて不備がないかを審査する機能が披露されました。

1. ファイル入力の活用

これまでテキスト情報が中心だった LLM への入力ですが、Agentforce のプロンプトビルダーはファイルの入力(画像および PDF )に対応しています。キットアライブチームは、申請レコードに添付された PDF ファイルをプロンプトテンプレートに渡し、LLM に「審査官」としての役割を与えることで、これまで人間が目視で行っていた確認作業の自動化を実現しました。

2. Slack を中心とした「会話で完結する業務」

バックエンドでは、Salesforce のレコード更新やメール送信フローが動いていますが、職員のインターフェースは Slack に統一されています。

  • エージェントが「審査結果」と「不足書類の連絡メール案」を生成し、Slackに投稿。
  • 職員は Slack 上で内容を確認し、ボタン一つで承認・送信が可能。

これにより、職員は Salesforce の管理画面にログインすることなく、コミュニケーションツール上で高度な業務執行が可能になります。

導入効果と今後の展望

このソリューションにより、自治体職員の工数は 40 %削減され、対応可能な移住者数は 150 %向上すると試算されています 。

さらに、蓄積されたデータは Tableau で分析され、施策の効果測定や改善に活用されます 。

単発のイベントで終わりがちな移住支援を、Agentforce という「パートナー」を介して中長期的な関係性へと昇華させたキットアライブのソリューション。Data 360 、Agentforce 、Slack 、Tableau という Salesforce の最新技術をフルスタックで活用し、社会課題解決に挑んだすばらしい事例と言えるでしょう。

Agentforce Hackathon Tokyo Demo Day に進出した全チームのプレゼンテーションは、前後編で以下からご覧いただけます。
【初代王者は誰だ?】革新的なAIエージェント デモ大会!Agentforce Hackathon Tokyo(前編)|Salesforce
【AIエージェント開発の頂点へ!】未来を変えるAIエージェント決定戦!Agentforce Hackathon Tokyo(後編)|Salesforce

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