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Salesforce 組織への変更のリリース

build.xml ファイルは、取得およびリリースするターゲットを指定します。各リリースターゲットに次のパラメータを設定できます。

項目 説明
username sessionId が指定されていない場合は必須です。ログイン用の Salesforce ユーザ名。この接続に関連付けられるユーザ名には、「すべてのデータの編集」権限が必要です。通常、この権限はシステム管理者のみに有効です。
password sessionId が指定されていない場合は必須です。このプロジェクトに関連付けられた組織にログインするために使用するパスワード。セキュリティトークンを使用している場合は、パスワードの最後に 25 桁のトークン値を貼り付けます。
sessionId username および password が指定されていない場合は必須です。有効な Salesforce セッションの ID または OAuth アクセストークン。セッションは、ユーザがユーザ名とパスワードを使用して正常に Salesforce にログインした後に作成されます。新しいセッションを作成するのではなく既存のセッションにログインする場合は、セッション ID を使用します。または、OAuth 認証のためのアクセストークンを使用します。詳細は、Salesforce ヘルプの「OAuth によるアプリケーションの認証」を参照してください。
serverurl 省略可能。Salesforce サーバの URL (空白の場合、デフォルトは login.salesforce.com)。Sandbox インスタンスに接続するには、この URL を test.salesforce.com に変更します。
pollWaitMillis 省略可能。デフォルトは 10000 です。リリース結果をポーリングする場合の待機時間 (ミリ秒単位) です。待機を停止した場合でも、リリースに成功することがあります。
checkOnly 省略可能。デフォルトは false です。コンポーネントを対象組織に保存せずにコンポーネントのテストリリース (検証) を実行するには、true に設定します。検証では、リリースで生成されるテストの結果を確認できますが、変更はコミットされません。テストに合格して検証が完了したら、テストを再実行することなくリリースできます。「最近の検証のリリース」を参照してください。

項目種別を「主従関係」から「参照関係」(またはその逆) に変更しても、checkOnly パラメータを使用したリリースのテストではサポートされません。データの損失や破損を避けるため、テストリリースではこの変更はサポートされていません。テストリリースでサポートされない変更がリリースパッケージに含まれていると、テストのリリースは失敗し、エラーとなります。

リリースパッケージで「主従関係」から参照関係」(またはその逆) に変更されても、本番組織にリリースする前に変更を検証することは可能です。別のテスト用 Sandbox 組織に対して完全リリースを実行します。完全リリースには、リリースプロセスの一部としての変更の検証が含まれます。

メモ

maxPoll 省略可能。デフォルトは 200 です。リリース要求の結果を得るためにサーバをポーリングする回数です。待機を停止した場合でも、リリースに成功することがあります。
deployRoot zipFile が指定されていない場合は必須です。リリースするファイルのディレクトリツリーのルートを指定します。zipFile または deployRoot のいずれかの値を定義する必要があります。
zipFile deployRoot が指定されていない場合は必須です。リリースするメタデータ zip ファイルのパスを指定します。zipFile または deployRoot のいずれかの値を定義する必要があります。
singlePackage 省略可能。デフォルトは false です。zipFile または deployRoot パラメータが、パッケージのセットではなく、1 つのパッケージを持つディレクトリ構造を指し示すことを宣言します。
allowMissingFiles 省略可能。デフォルトは false です。ファイルが package.xml では指定されているが、zip ファイルには存在しない場合でもリリースが成功するかどうかを指定します。本番組織へのリリースでは、このパラメータを使用しないでください。
autoUpdatePackage 省略可能。デフォルトは false です。ファイルが zip ファイルには存在するが、package.xml では指定されていない場合でもリリースを継続するかどうかを指定します。本番組織へのリリースでは、このパラメータを使用しないでください。
ignoreWarnings 省略可能。デフォルトは false です。この設定は、警告が発生した場合でもリリースが成功するのか (true)、リリースが失敗してロールバックするのか (false) を示します。警告ではなくエラーが発生した場合、リリースは常に失敗しロールバックします。
logType 省略可能。テストを実行するときのデバッグログレベル。デフォルトは None です。有効なオプションは、次のとおりです。
  • None
  • Debugonly
  • Db
  • Profiling
  • Callout
  • Detail
purgeOnDelete true の場合、destructiveChanges.xml マニフェストファイルの削除されたコンポーネントはごみ箱に保存されません。代わりに、即座に削除の対象となります。このオプションは Developer Edition 組織または Sandbox 組織でのみ機能しますが、本番組織では機能しません。
rollbackOnError 省略可能。デフォルトは true です。エラーが発生した場合、ロールバックを完了するか (true)、否か (false) を示します。false の場合、エラーなしで実行できるアクションのセットはすべて実行され、残りのアクションではエラーが返されます。本番組織にリリースする場合は、このパラメータは true に設定されている必要があります。

以前のバージョンの Force.com 移行ツール (Spring '14 以前) では、このパラメータは build.xml で無視され、Salesforce はこのパラメータが true に設定されているかのように動作します。

メモ

runAllTests (廃止済みであり、API バージョン 33.0 以前でのみ使用できます。)このパラメータは省略可能で、デフォルトは false です。インストール済みの管理パッケージから作成されたテストを含むすべての Apex テストをリリース後に実行するには、true に設定します。

リリースの一環として実行される Apex テストは、常に順序に従って同期実行されます。

メモ

runTest 子要素 (省略可能)。リリース後に実行されるテストが含まれた Apex クラスのリストです。詳細は、「リリースでのテストのサブセットの実行」を参照してください。

このオプションを使用するには、testLevelRunSpecifiedTests に設定します。

testLevel 省略可能。リリースの一環として実行するテストを指定します。テストレベルは、リリースパッケージに存在するコンポーネントの種類に関係なく強制適用されます。有効な値は、次のとおりです。
  • NoTestRun — テストは実行されません。このテストレベルは、Sandbox、Developer Edition、トライアル組織など、開発環境へのリリースにのみ適用されます。このテストレベルは、開発環境のデフォルトです。
  • RunSpecifiedTestsrunTests オプションで指定したテストのみが実行されます。このテストレベルを使用する場合、コードカバー率要件がデフォルトのカバー率要件とは異なります。リリースパッケージ内にある各クラスおよびトリガは、実行されたテストによって 75% 以上のコードカバー率でカバーされる必要があります。このカバー率は、クラスおよびトリガごとに個別に計算され、全体のカバー率とは異なります。
  • RunLocalTestsインストール済みの管理パッケージから発生したテストを除き、組織のすべてのテストが実行されます。このテストレベルは、デフォルトでは Apex クラスまたはトリガを含む、本番リリース用です。
  • RunAllTestsInOrgすべてのテストが実行されます。テストには、管理パッケージのテストを含む、組織内のすべてのテストが含まれます。

テストレベルを指定しないと、デフォルトのテスト実行動作が使用されます。「リリースでのテストの実行」を参照してください。

リリースの一環として実行される Apex テストは、常に順序に従って同期実行されます。

メモ

この項目は、API バージョン 34.0 以降で使用できます。

trace 省略可能。デフォルトは false です。SOAP 要求と応答をコンソールに表示します。このオプションを選ぶと、ログイン時のユーザのパスワードがプレーンテキストで表示されます。

Force.com 移行ツールでは、名前がピリオド (.) で開始し、チルダ (~) で終了するファイルまたはフォルダは、ファイルのリリース時に無視されます。Subversion などの一部のソース制御システムでは、名前がピリオドで開始するファイルまたはフォルダが作成されます。これらのファイルは、Salesforce へのリリース時に問題の原因となる可能性があるため、Force.com 移行ツールでは無視されます。

メモ

Force.com 移行ツールには、いくつかのリリースターゲットをリストするサンプル build.xml ファイルが含まれています。サンプルターゲットを開始点として使用して、独自のカスタムターゲットを作成できます。

  • deployUnpackaged — ターゲットで指定されるパッケージ化されていないコンポーネントをリリースします。
  • deployCode — ターゲットで指定される codepkg パッケージのコンテンツをリリースします。
  • undeployCodedestructiveChanges.xml マニフェストで指定される removecodepkg ディレクトリのクラスとトリガを削除します。このファイルは、package.xml と似ていますが、リストされるのは削除するコンポーネントです。詳細は、「組織からのファイルの削除」を参照してください。
  • deployCodeFailingTest — デモ目的のためにのみ、テスト要件を満たしていないコードをリリースします。
  • deployCodeCheckOnly — リリースが動作することを確認しますが、コンポーネントのリリースは行いません。

一度に最大 10,000 ファイルをリリースまたは取得でき、リリースまたは取得する .zip ファイルの最大サイズは 39 MB です。次の点に注意してください。

  • Force.com 移行ツールを使用して、展開したフォルダをリリースする場合、まずフォルダ内のすべてのファイルが圧縮されます。展開したフォルダ内の非圧縮コンポーネントの最大サイズは、圧縮率に応じて 400 MB 以下です。ファイルの圧縮率が高い場合、圧縮されたサイズは 39 MB を下回るため、合計およそ 400 MB を移行できます。ただし、バイナリ静的リソースのように、それほど圧縮できないコンポーネントの場合、移行できるのは 400 MB 未満です。
  • メタデータ API base-64 では、コンポーネントを圧縮後にエンコードします。生成される .zip ファイルが SOAP メッセージの上限の 50 MB を超えることはできません。Base-64 エンコードではペイロードのサイズが増加するため、エンコードする前に、圧縮済みペイロードが約 39 MB を超えることはできません。

メモ