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メッセージの永続性

Salesforce では、標準量のイベントが 24 時間、大規模イベントが 72 時間保存されます。API バージョン 37.0 以降では、デュラブルストリーミングを通じて保持期間内のイベントを取得できます。

イベントバス

API バージョン 37.0 以降では、イベントはイベントバスに公開されます。登録者は、イベントバスのチャネルからイベント (一時的に保存されている過去のイベントを含む) を取得します。イベントバスは、イベント公開者とイベント登録者を分離します。

Salesforce イベントバス

イベントの再生プロセス

各イベントメッセージに、ReplayId 項目に含まれる不透明 ID が割り当てられます。ReplayId 項目値は、イベントが登録者に配信されるときにシステムによって入力され、イベントストリーム内のイベントの位置を参照します。連続するイベントに対して再生 ID の値に連番が振られるという保証はありません。たとえば、ID 999 のイベントの次のイベントの ID が 1,025 になることもあり得ます。登録者は再生 ID の値を保存し、再登録時にその値を使用して、保持ウィンドウ内のイベントを取得できます。たとえば、登録者は、接続に失敗した後、欠落したイベントを取得できます。ただし、登録者は、保存した再生 ID に基づいて新しい再生 ID を計算し、システム内の他のイベントを参照することはできません。

次の JSON メッセージは汎用イベントのイベントオブジェクトの replayId 項目を示します。

次の JSON メッセージは PushTopic イベントのイベントオブジェクトの replayId 項目を示します。

API バージョン 37.0 以降では、createdDate 項目値の時刻形式が Salesforce アプリケーションで使用される時刻形式と同じになるように変更されます。時刻部分の末尾は、+0000 ではなく、Z サフィックスになりました。どちらのサフィックスも UTC タイムゾーンで表されます。

メモ

CometD クライアントに配信されるときに、プラットフォームイベントメッセージに再生 ID が含まれます。次の JSON メッセージは Low_Ink__e プラットフォームイベントのイベントオブジェクトの replayId 項目を示します。

次の JSON メッセージは変更データキャプチャイベントのイベントオブジェクトの replayId 項目を示します。

イベントの再生

登録者は、保管期間内や特定のイベント後のすべてのイベントなど、受信するイベントを選択できます。デフォルトでは、登録後に送信された新規イベントのみを受信します。イベントは 24 時間の保管期間を過ぎると破棄されます。

次の概要図は、イベントコンシューマがさまざまな再生オプションを使用してイベントのストリームを読み取る方法を示しています。

再生オプションを使用したイベントのストリームを示す図
表 1. 再生オプション
再生オプション 説明 使用方法
再生 ID 登録者は、replayId 値で指定されたイベント後の保存されているイベントすべてと新規イベントを受信します。 接続障害後などに、特定のイベントメッセージより後の欠落したイベントを取り戻すことができます。特定の再生 ID で登録するには、どこから保存されたイベントを取得するかに応じて、その直前のイベントメッセージの再生 ID を保存します。再登録するときにこの再生 ID を使用します。
-1 登録者は、クライアントの登録後にブロードキャストされた新規イベントを受信します。 クライアントを –1 オプションで登録して新規イベントメッセージを取得することをお勧めします。クライアントで以前のイベントメッセージを取得する必要がある場合は、他の再生オプションを使用できます。
-2 登録者は、すべてのイベントを受信します。これには、保管期間内の過去のイベントと新規イベントが含まれます。 接続障害後などの場合、欠落したイベントを取り戻し、保存されているすべてのイベントを取得できます。このオプションは慎重に使用してください。大量のイベントメッセージが保存されている場合、-2 オプションで登録するとパフォーマンスが低下するおそれがあります。

イベントを再生するには、ストリーミング API エンドポイントを使用します。

デュラブルストリーミングがサポートされるのは、クライアントが登録したストリーミング API エンドポイントで API バージョン 37.0 以降が使用されている場合です。PushTopic またはプラットフォームイベントのバージョンは、イベントメッセージで使用可能な項目にのみ影響を与えます。クライアント登録バージョンには影響を与えません。

メモ

再生メカニズムは、Salesforce が提供する CometD 拡張で実装されます。拡張の例は、JavaScript や Java で提供されます。たとえば、次のように JavaScript で拡張を登録できます。
  • setReplay() に渡される引数は、再生オプションのいずれかです。クライアントを –1 オプションで登録して新規イベントを取得するか、特定の再生 ID で登録することをお勧めします。チャネルに多数のイベントメッセージが含まれる場合、–2 オプションで頻繁に登録すると、パフォーマンスの問題が発生する可能性があります。
  • registerExtension() に渡される最初の引数は、コードの再生拡張の名前です。この例では myExtensionName に設定されていますが、任意の文字列にもできます。後で拡張を登録解除する場合は、この名前を使用します。
  • setReplay() 関数がコールされない場合、または CometD 拡張が登録されない場合、新規イベントのみが登録者に送信されます。これは –1 オプションと同じです。

メモ

拡張に対して setReplay() 関数をコールすると、その後で登録者が受信するイベントは setReplay() に渡された再生値パラメータに依存します。

40 秒以内に接続されなかったかネットワーク障害が発生したためにクライアントがタイムアウトすると、クライアントは新しいハンドシェイク要求と再接続を試みます。再生拡張は最後の受信メッセージの再生 ID を保存し、再登録するときにその ID を使用します。そのため、クライアントはタイムアウト後に送信されたメッセージのみを受信し、タイムアウト前に送信された重複メッセージは受信しません。

コードサンプル

Visualforce のサンプル
Visualforce と CometD 拡張を JavaScript で使用する例およびコードのウォークスルーについては、「例: Visualforce ページを使用した登録とイベントの再生」を参照してください。
Java のサンプル
CometD 拡張を使用する Java クライアントのサンプルについては、「例: Java クライアントを使用した登録とイベントの再生 (EMP コネクタ)」を参照してください。