メッセージの永続性
イベントバス
API バージョン 37.0 以降では、イベントはイベントバスに公開されます。登録者は、イベントバスのチャネルからイベント (一時的に保存されている過去のイベントを含む) を取得します。イベントバスは、イベント公開者とイベント登録者を分離します。

イベントの再実行プロセス
各イベントメッセージに、ReplayId 項目に含まれる不透明 ID が割り当てられます。ReplayId 項目値は、イベントが登録者に配信されるときにシステムによって入力され、イベントストリーム内のイベントの位置を参照します。連続するイベントに対して再生 ID の値に連番が振られるという保証はありません。登録者は再実行 ID の値を保存し、再登録時にその値を使用して、保持ウィンドウ内のイベントを取得できます。たとえば、登録者は、接続に失敗した後、欠落したイベントを取得できます。ただし、登録者は、保存した再実行 ID に基づいて新しい再実行 ID を計算し、システム内の他のイベントを参照することはできません。
プラットフォームイベントメッセージを一意に識別するには、ReplayId 項目ではなく、EventUuid システム項目を使用します。ReplayId 項目は、Salesforce のメンテナンス活動 (組織の移行など) が行われると、一意でなくなる可能性があります。EventUuid 項目の値は常に一意です。
次の例は、replayId 項目を含むイベントメッセージの内容を示しています。例の replayId 項目には数字が含まれていますが、それらは不明確な項目です。これらの値が、常に数値を含むと仮定しないことをお勧めします。replayId の値はバイト型で保存するのが最良の方法です。
CometD クライアントに配信されるときに、プラットフォームイベントメッセージに再実行 ID が含まれます。次の JSON メッセージは Low_Ink__e プラットフォームイベントのイベントオブジェクトの replayId 項目を示します。
1{
2 "data": {
3 "schema": "dffQ2QLzDNHqwB8_sHMxdA",
4 "payload": {
5 "CreatedDate": "2023-04-09T18:31:40.517Z",
6 "CreatedById": "005D0000001cSZs",
7 "Printer_Model__c": "XZO-5",
8 "Serial_Number__c": "12345",
9 "Ink_Percentage__c": 0.2
10 },
11 "event": {
12 "EventUuid": "2ec0e371-1395-457f-9275-be1b527a72f7",
13 "replayId": 2112
14 }
15 },
16 "channel": "/event/Low_Ink__e"
17}次の JSON メッセージは変更データキャプチャイベントのイベントオブジェクトの replayId 項目を示します。
1{
2 "data": {
3 "schema": "IeRuaY6cbI_HsV8Rv1Mc5g",
4 "payload": {
5 "ChangeEventHeader": {
6 "entityName": "Account",
7 "recordIds": [
8 "<record_ID>"
9 ],
10 "changeType": "CREATE",
11 "changeOrigin": "com.salesforce.core",
12 "transactionKey": "001b7375-0086-250e-e6ca-b99bc3a8b69f",
13 "sequenceNumber": 1,
14 "isTransactionEnd": true,
15 "commitTimestamp": 1501010206653,
16 "commitNumber": 92847272780,
17 "commitUser": "<User_ID>"
18 },
19 "Name": "Acme",
20 "Description": "Everyone is talking about the cloud. But what does it mean?",
21 "OwnerId": "<Owner_ID>",
22 "CreatedDate": "2017-07-25T19:16:44Z",
23 "CreatedById": "<User_ID>",
24 "LastModifiedDate": "2017-07-25T19:16:44Z",
25 "LastModifiedById": "<User_ID>"
26 },
27 "event": {
28 "replayId": 6421
29 }
30 },
31 "channel": "/data/ChangeEvents"
32}イベントの再実行
登録者は、保管期間内や特定のイベント後のすべてのイベントなど、受信するイベントを選択できます。デフォルトでは、登録後に送信された新規イベントのみを受信します。イベントは保管期間を過ぎると破棄されます。
次の概要図は、イベントコンシューマーがさまざまな再実行オプションを使用してイベントのストリームを読み取る方法を示しています。
イベントを再実行するには、ストリーミング API エンドポイントを使用します。
1https://MyDomainName.my.salesforce.com/cometd/60.0/1// Register streaming extension
2var replayExtension = new cometdReplayExtension();
3replayExtension.setChannel(<Streaming Channel to Subscribe to>);
4replayExtension.setReplay(<Event Replay Option>);
5cometd.registerExtension('myReplayExtensionName', replayExtension);拡張に対して setReplay() 関数をコールすると、その後で登録者が受信するイベントは setReplay() に渡された再実行値パラメーターに依存します。
40 秒以内に接続されなかったかネットワーク障害が発生したためにクライアントがタイムアウトすると、クライアントは新しいハンドシェイク要求と再接続を試みます。再実行拡張は最後の受信メッセージの再実行 ID を保存し、再登録するときにその ID を使用します。そのため、クライアントはタイムアウト後に送信されたメッセージのみを受信し、タイムアウト前に送信された重複メッセージは受信しません。
コードサンプル
- Java のサンプル
- CometD 拡張を使用する Java クライアントのサンプルについては、「例: Java クライアントを使用したイベントの登録と再実行 (EMP コネクタ)」を参照してください。
- Lightning コンポーネントのサンプル
- empApi コンポーネントを使用するサンプルについては、「例: Lightning コンポーネントを使用した登録とイベントの再実行」を参照してください。
- Visualforce のサンプル
- Visualforce と CometD 拡張を JavaScript で使用する例およびコードのウォークスルーについては、「例: Visualforce ページを使用した登録とイベントの再実行」を参照してください。