拡張トランザクションセキュリティの測定
トランザクションセキュリティでは、共有のマルチテナントプラットフォームリソースの悪意ある独占または意図しない独占を防ぐために、リソース測定を使用します。測定を使用することで、トランザクションセキュリティポリシー評価が使用するリソースが多くなりすぎて Salesforce 組織に悪影響が及ぶことを防止できます。
| 使用可能なインターフェース: Salesforce Classic および Lightning Experience |
| 使用可能なエディション: Enterprise Edition、Unlimited Edition、および Developer Edition Salesforce Shield または Salesforce Event Monitoring アドオンサブスクリプションが必要です。 |
Salesforce では、トランザクションセキュリティポリシーを測定して、リソースの使用が均一になるようにします。ポリシー要求を 3 秒以内に処理できない場合は、フェイルクローズ動作が発生し、アクセスがブロックされます。トランザクションセキュリティでは、ポリシー実行を制限することによって測定を実装しています。実行経過時間が 3 秒を超えると、ユーザの要求が拒否されます。
次に、測定のしくみの一例を示します。組織に 4 つの LoginEvent ポリシーがあり、通知アクションが設定されているとします。ユーザが各ポリシーをトリガします。最初の 3 つは 3 秒以内に実行されましたが、最後のポリシーが 3 秒の制限を超えました。トランザクションセキュリティによってポリシーの処理が停止され、フェイルクローズ状態になり、ユーザのログイン要求がブロックされます。ポリシー評価が完了しないため、通知は送信されません。
測定関連のブロックのバイパス
Bulk API コールなどの正当であっても実行時間が長いプロセスでは、トランザクションセキュリティポリシー要求の処理にかかる時間が、割り当て済みの時間より長くなる場合があります。その場合は、測定が開始され、ユーザのアクションがブロックされます。
こうした状況がたびたび発生する場合は、EventSetting メタデータ型の bypassMeteringBlock 項目を使用することで、測定によるユーザアクションのブロックを防止できます。どのトランザクションセキュリティポリシーにもアクションが指定されていない場合は、測定によるユーザ操作のブロックは発生しません。測定が実行された場合、ポリシー通知は送信されません。ブロックアクションが設定されているポリシーがトリガされたときは、依然としてブロックが実行されます。