組織にデータを追加する方法
場合によっては、スクラッチ組織に用意されているデータでは、開発のニーズを満たせないことがあります。Apex テストでは通常、独自のデータが作成されます。そのため、スクラッチ組織で実行するのが Apex テストのみである場合は、当面はデータについて考える必要はないでしょう。一方、その他のテスト (UI、API、ユーザー受け入れテストなど) には、ベースラインデータが必要です。テストを実行するときには、テストの種類ごとに一貫性のあるデータを使用するようにしてください。
後続のセクションでは、組織への入力に使用できる Salesforce CLI コマンドについて説明します。使用するコマンドは、開発フェーズによって異なります。
data query CLI コマンドを使用することで、組織に対して SOQL クエリを実行することもできます。このコマンドでは組織内のデータを変更することはできませんが、データを検索したり数えたりするには便利です。その他のデータ操作コマンドと共に使用することもできます。これらのコマンドの使用時にも適用される一般的な SOQL 制限については、『SOQL および SOSL リファレンスガイド』を参照してください。
スクラッチ組織に関する考慮事項
スクラッチ組織には、基となるエディションと同じデータセットが付属しています。たとえば、通常、Developer Edition 組織には主要な標準オブジェクト (取引先、取引先責任者、リードなど) に対して 10 ~ 15 件のレコードが含まれています。これらのレコードは、新しいトリガー、ワークフロールール、Lightning Web コンポーネント、Aura コンポーネント、Visualforce ページなどをテストするときに便利です。
data export | import tree コマンド
sObject ツリー保存 API では、data export|import tree コマンドを使用してデータのエクスポートとインポートを実行します。このコマンドでは、JSON ファイルを使用してオブジェクトとリレーションが記述されます。data export コマンドには、JSON ファイルに書き込む組織内のデータを選択するために SOQL クエリが必要です。data import コマンドは、各種別のすべてのレコードを読み込んでリレーションを設定するのではなく、階層内にすでに存在する親と子を読み込みます。
data delete | upsert bulk コマンド
Bulk API 2.0 では、data delete|upsert bulk コマンドを使用して、組織から基本データセットをエクスポートし、そのデータをソース制御に保存します。その後、元の組織のデータではなく、そのデータを直接更新または追加できます。data delete|upsert bulk コマンドは、CSV ファイルを使用して、スクラッチ組織にデータファイルをインポートしたり、必要なくなったデータセットを削除したりします。子-親リレーションを設定するには、ドット表記を使用します。
data create | delete | get record コマンド
プロセスはユーザーによって異なるため、チームメイトと必ずしも同じデータが必要とは限りません。個別のレコードをすばやく作成、変更、または削除するには、data create|delete|get record コマンドを使用します。データファイルは必要ありません。