管理性ルールと上位パッケージが第二世代管理パッケージのアップグレードに与える影響
最初の第二世代管理パッケージ (管理 2GP) を作成する前に、以下の概念と各概念が互いに与える影響を理解することが重要です。
- 管理性ルール
- 上位パッケージ
- パッケージアップグレード
- 管理性ルール
- 管理 2GP パッケージに組み込まれた各メタデータコンポーネントには、登録者組織での動作を決定する特定のルールがあります。管理性ルールは、パッケージバージョンが登録者の組織にインストールされた後にユーザまたは登録者がコンポーネントを編集したり削除したりできるかどうかを決定します。
- 管理性ルールは、コンポーネントレベルとコンポーネント属性レベルの両方で適用されます。たとえば、管理性ルールは、ユーザと登録者のどちらがカスタム項目を削除できるかを決定します。より具体的には、どちらかのユーザがカスタム項目の項目表示ラベルやデフォルト値などの属性を編集できるかを決定します。第一世代と第二世代のすべての管理パッケージでは、パッケージバージョンの作成時に管理性ルールが適用されます。パッケージ内のいずれかのメタデータコンポーネントの管理ルールに違反する変更を試みた場合、パッケージバージョンの作成は失敗します。
- 上位パッケージ
- 第二世代管理パッケージには柔軟な線形パッケージバージョン管理モデルが用意されており、線形のパッケージバージョン管理を中断し、基盤として使用する必要がなくなったパッケージバージョンを破棄できるようになっています。このようなバージョン管理の決定は上位パッケージと呼ばれています。パッケージバージョンを作成するときは、どのパッケージバージョンが上位パッケージであるかも指定する必要があります。
- 以下の上位パッケージツリーでは、バージョン 1.2 と 1.5 が放棄されています。このトピックを深く掘り下げるには、「Package Ancestors for Second-Generation Managed Packages (第二世代管理パッケージの上位パッケージ)」を参照してください。

- 管理性ルールと上位パッケージがパッケージアップグレードに与える影響
- 管理性ルールと上位パッケージの両方がパッケージアップグレードに影響を与えます。パッケージアップグレード時は、パッケージバージョン内の新しいコンポーネントと変更されたコンポーネントごとに管理性ルールが適用されます。新しいパッケージバージョンの作成時にどんな変更を行ったかに応じて、パッケージアップグレード中に組織に追加されるメタデータもあれば、変更または削除されるメタデータもあります。変更によっては、全く適用されないものもあります。
- たとえば、ページレイアウトは、パッケージアップグレード時に更新されません。このため、ページレイアウトが変更された場合、変更されたページレイアウトを受け取るのは、新規の顧客のみになります。既存の登録者がパッケージをアップグレードした場合、これらの登録者は、その変更を受け取りません。反対に、Apex コードや数式項目の数式への変更は、パッケージアップグレード時に更新されます。
- パッケージのアップグレードパスは、上位パッケージによって決定��れます。これは複雑なトピックであるため、このテーマを掘り下げたトピックが用意されています。大まかに言えば、上位として指定されたパッケージバージョンによって、登録者がそのバージョンにアップグレードできるかどうかが決まります。あるパッケージバージョンから別のパッケージバージョンへと登録者がアップグレードできるのは、上位ツリーの後にパッケージバージョンが続いている場合のみです。詳細は、「上位パッケージによるアップグレード可否の確認」を参照してください。