組織のソース追跡の管理
ソース追跡が機能するのは、対象組織でソース追跡が許可されている場合に限られます。ただし、ソース追跡なしに組織との間でメタデータのリリースや取得を行うことも可能ですのでご安心ください。なお、コマンドは競合の有無をチェックしないため、リリースや取得の対象は、--source-dir や --metadata などの適切なフラグを使用して、正確に指定する必要があります。
ソース追跡をサポートする組織のエディション
- Developer Edition 組織、本番組織、Partial Copy Sandbox、Full Sandbox — ソース追跡はサポートされていません。
- Developer および Developer Pro Sandbox — 関連する本番組織でソース追跡が有効になっている場合は、ソース追跡が許可されます。
- スクラッチ組織 — ソース追跡は常にサポートされます。
新しい組織でのソース追跡の管理
スクラッチ組織では、デフォルトでソース追跡が実行されます。Developer および Developer Pro Sandbox では、関連する本番組織でソース追跡が 2 つのコマンドで変更できます有効になっている場合、ソース追跡がデフォルトで許可されます。
スクラッチ組織や Sandbox の作成時に、org create scratch コマンドに --no-track-source フラグを指定することでソース追跡を除外することもできます。このフラグは、ローカル設定にのみ影響し、組織自体には影響しません。Salesforce CLI は、組織の認証情報の一部として、ローカル設定オプション trackSource: false を設定します。組織からログアウトし、再度ログインすると、ソース追跡がデフォルトで再び有効になります。
次のコマンドは、ソース追跡を無効にして、スクラッチ組織を作成する方法を示しています。
1sf org create scratch --target-dev-hub=MyHub --definition-file config/project-scratch-def.json --no-track-sourceSandbox の例を次に示します。
1sf org create sandbox --definition-file config/dev-sandbox-def.json --target-org prodOrg --no-track-source既存組織でのソース追跡の管理
既存のスクラッチ組織や Sandbox でソース追跡を許可するかどうかは、次の 2 つのコマンドで変更できます。
- org enable tracking: Salesforce CLI によるプロジェクトと組織間のソースファイルの変更の追跡を許可します。
- org disable tracking: Salesforce CLI によるプロジェクトと組織間のソースファイルの変更の追跡を禁止します。
次の例は、別名が mySandbox という組織でソース追跡を有効にする方法を示しています。Full Sandbox のように、組織で追跡がサポートされていない場合、コマンドはエラーを返します。
1sf org enable tracking --target-org mySandboxインテグレーションテストに使用する Sandbox があり、ソースをリリースしたいが、追跡処理を待機する必要はない場合を想定します。次の例は、別名が mySandbox の組織でソース追跡を無効にする方法を示しています。
1sf org disable tracking --target-org mySandbox