StaticResource

静的リソースファイルを表します。多くの場合は、ZIP ファイル内のコードライブラリです。静的リソースにより、アーカイブ (.zip や .jar ファイルなど)、画像、スタイルシート、JavaScript、その他のファイルなど、Visualforce ページ内で参照できるコンテンツをアップロードできます。静的リソースは、Salesforce 組織内でのみ使用できます。したがって、他のアプリケーションや Web サイトのコンテンツをここでホストすることはできません。

MetadataWithContent メタデータ型を拡張し、その content 項目と fullName 項目を継承します。

ファイルのサフィックスおよびディレクトリの場所

テンプレートファイルのファイルサフィックスは .resource です。付随するメタデータファイルには、resource-meta.xml という名前が付けられます。

静的リソースコンポーネントは、対応するパッケージディレクトリの staticresources フォルダーに保存されます。

バージョン

静的リソースは、API バージョン 12.0 以降で使用できます。

項目

このメタデータ型には、次の項目が含まれます。

項目名 項目の型 説明
cacheControl StaticResourceCacheControl (string 型の列挙) 必須。サードパーティ配信クライアントがコンテンツをキャッシュできるように、静的リソースが公開キャッシュタグでマークされているかどうかを示します。この項目は API バージョン 14.0 で使用できます。有効な値は、次のとおりです。
  • Private
  • Public
content base64Binary 静的リソースコンテンツ。Base 64 で符号化されたバイナリデータ。API コールを行う前に、クライアントアプリケーションはバイナリ添付データを base64 に符号化する必要があります。応答を受信したら、クライアントアプリケーションは、base64 データをバイナリに復号化する必要があります。この変換は、SOAP クライアントによって処理されます。この項目は、MetadataWithContent コンポーネントから継承されます。
contentType string 必須。ファイルの内容の種類。たとえば、text/plain などです。
description string 静的リソースの説明。
fullName string 静的リソース名。名前には文字とアンダースコア (_) 文字のみを含めることができます。この名前は文字で始まる必要があり、末尾をアンダースコアにしたり、アンダースコア文字を 2 つ続けて使用したりできません。

この項目は、Metadata コンポーネントから継承されるため、このコンポーネントの WSDL では定義しません。作成時、更新時、または削除時に指定する必要があります。コールにこの項目を指定した例を確認するには、「create()」を参照してください。

宣言的なメタデータの定義のサンプル

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<StaticResource xmlns="http://soap.sforce.com/2006/04/metadata">
    <contentType>text/plain</contentType>
    <description>Test Resource</description>
</StaticResource>

マニフェストファイル内のワイルドカードのサポート

このメタデータ型では、package.xml マニフェストファイル内のワイルドカード文字 * (アスタリスク) がサポートされます。マニフェストファイルの使用についての詳細は、「zip ファイルを使用したメタデータのリリースと取得」を参照してください。